「とんでもない」 ６歳のお子さんに読んだ みんなの声

６歳の娘と読みました。

なんだかとっても面白そうな絵本で、
（表紙でのっけからライオンが鼻くそほじるチックな姿勢が笑える！）
ずっと気になっていたのですが、
今回初めて読ませていただいて、
もう期待以上の面白さです☆

人間の男の子が、
あ〜カバはいいなありっぱなよろいがあってさ〜

とうらやむ場面から物語が始まりますが、

カバにはカバの悩みがありうさぎがうらやましい
うさぎにはうさぎのなやみがあり、鳥がうらやましい
鳥には鳥の・・・（以下略）。

というふうに、それぞれがそれぞれの悩みやうらやましさを
吐露していくうちに、一周周って人間の男の子に戻る。

というストーリーが、
いやあもうよくできてるし、
何より動物さんたちの悩みを代弁してるこの想像力、
素晴らしいものがあります！
作者さん、本当に心が柔らかくてステキだなあー☆

娘ももうとっても気に入った様子。

ちなみにひとつ、
「となりのしばふは青い」ということわざを、
この絵本を通じて娘に教えることができ、感謝です☆

ちゃんと、出てくる動物たちの魅力が十分に伝わるサイズの版型。
どんな動物も、「となりの芝は、青い」のよね。
何不自由に生きていけるような、人間の子供ですらこんな発言していますしね。

ライオンが自分の顔を指さしているのが「鼻くそをほじっている」ように見えるみたいで、いつもこのシーンになるとどのクラスでも盛り上がります。
まあ、メスライオンに一喝される立場なので、これくらいとぼけていた方が、可愛げがあるかも？

鳥を狙うねこが、うじゃうじゃいる様子もこどもたちは「こんなにいる！」と反応していました。

私は、これを読んでもやっぱり人間が一番いいなと思ってしまいます。

他の人のいいところに目が行ってしまって
「いいなぁ」って思うこと大人も子供もありますよね。
そんな気持ちが
興味深い動物たちの絵にのせてかかれていて
ケラケラと笑ってしまってしまいました。
鼻ほじりながら横になっている表紙ライオンも
実はたいへんなんだなと同情してしまいました。
みんな大変なんだな・・・

面白いです、ネガティブな発言のような、タイトルですが、表紙もおかしいし、内容も笑っちゃいます。
でも、最後にはストンと納得させてくれるお話でした。
子供は、この方の絵が好きでキャラクターたちの表情などもよく見ていました。

６歳次女が幼稚園で読んでもらい、とても気に入ってまた読みたいというので、読んでみました。いろんな動物たちが出てきます（人間も）。みんなそれぞれに、羨ましいと思う動物がいて、でも実際はそんな動物たちには悩みがあって・・・というお話です。隣の芝は青いといいますが、そんな感じのお話です。

一番笑ってしまったのは、表紙のライオンです。大勢の子供たちの前で読むときっと盛り上がるんじゃないかなと思います。