「おじいちゃんは、落語絵本を読むと調子が出るんだよね」
と、6歳孫娘が、小生意気な口をききながら、大好きな落語絵本シリーズどっさりと引っ張り出してきました。
落語調とまでにはいきませんが、声の声色、大小、速さなどを変えながら、確かに、「調子良く」、楽しみながら読んではいます。
内容は、孫娘には良く分からないところもあると思うのですが、(だから逆に何度も読ませるのかもしれませんが)、結構、変化のあるお話を聞く(眺める)のを楽しんでいるようです。
ところで、この「たがや」。
後半の両国の花火の場面に入るとともにいやでも「調子」が上がっていきます。
特に、最後の玉屋の尺玉の打ち上げと同時の出産場面。
作者ねらいの「たがや〜」が「WELCOM!」に聞こえたかどうかはおぼつきませんが、本当に気持ちよく読み終えます。
江戸下町の人情が凝縮されていて、「日本ならではの絵本!」と言いたいところですね。