「ひらがなの国でおきたふしぎなおはなし」と紹介されてたのを見て
興味が湧いてきたようで、息子がお小遣いで買ってきました。
「昔むかしあるところに〜」と始まるところや、ちょっと難しい
言葉が出てきたりして、ちゃんとわかるかな?と心配でしたが、
いつもわからない言葉があると、お姉ちゃんの真似をして
事典などで調べてる息子には「これは“絶望的だ〜”の絶望ですな〜」
と、関連づけることができたし、難しい言い回しの言葉も
下欄に補助がついていたので大丈夫だったようです。
さて、その主の“ぜつぼう”についた濁点「”」が
字のごとく、かわいそうで落ち込んでばかりいる主を思って
離れてしまうのですが、誰も拾ってくれず・・・。
そして、その濁点が見事に変身を遂げるという下りに
なっているのですが、言葉遊びが大好きな息子はどんな言葉に
引っ付くとあうのか?などと、楽しそうに想像してみたり、
おはなしの中に出てくる言葉にくっつけてみては
「あ〜、やっぱりおかしいね」と言ったりして楽しんでいました。
そして、濁点の変化にも“絶望”の意味がわかるから、
かんどうが強かったらしく「すごい!」と、日本語のおもしろさに
感心していました。
独特な発想のお話しと挿絵が妙にマッチしていて
たくさんの言葉も楽しみことができ、
お小遣いをはたいただけの価値はあるな〜と満足げの息子でした。