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子どもの頃、家の本棚にこの本がありました。いつからあったのかはわかりませんが、賢治が好きだった母が自分のために買った本だったように思います。家にある他の賢治の作品は絵本ではなかったので、小学校低学年の頃の私にとって宮沢賢治といえば、まずゴーシュでした。 茂田井武さんの力強い絵は子どもに媚びるような絵ではなく、話の躍動感と共に圧倒的な存在感で私の心に焼き付いています。松居直さんの著書「絵本のよろこび」の中でこの作品の出版秘話が書かれていますが、茂田井さんは病床の身をおしてこの作品を描き上げたそうです。私にとって最初の賢治がゴーシュで良かった、最初に読んだゴーシュがこの作品で良かったと心から思います。
投稿日:2009/11/11
ふと懐かしく思い、手に取り子供達に読みました。 昔に読んでもらったような・・・とかすかな記憶を たどりながら読んだのですが 子供達は宮沢賢治さんの不思議な世界に吸い込まれていくように じっと聞いてました。 長いお話なので夜寝る前に3日に渡って読みましたが とても興味深く聞いてました。 セロがなにかもよくわからない子供達ですが 面白かったようです。 何回も弾いたからこそ上手くなったという内容よりも 次々と来る動物達や曲名(インドのとらがり)をとっても 喜んでました。 ちょっと難しい内容なのでまた少ししてから読み また少ししてから読みと何回も繰り返し読んで聞かせようと 思います。 年中の下の子も聞いてたので小さい子供さんでも 絵本好きな子なら楽しめると思います。
投稿日:2009/06/11
宮沢賢治の作品は文体がちょっと取っつきにくいのですが、このお話は分かりやすい方だと思いました。子どもが喜ぶような動物がたくさん出てきて、奇想天外。娘は楽器好きなので、それもあってかなり気に入ったようです。絵がまた味があって良いです。
投稿日:2011/10/26
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