「チリとチリリ はらっぱのおはなし」 ６歳のお子さんに読んだ みんなの声

　娘のお気に入りシリーズ。
この本だけはまだ持ってなくて、図書館で借りてきました。

　他の本と比べて、一見地味な感じに見えますが、深緑の落ち着いた色調の中にも、きらきら光る小さな宝石のようなかわいらしがいっぱい。それは、花蜂のハチミツだったり、トカゲの青いしっぽだったり、ほたる石のキャンディーだったり・・・。

　娘も、この夏、あじさいやホタルを楽しんだばかりだったので、すーっと絵の中に溶け込んでいくように、はらっぱの淡い輝きを楽しんでいました。

　虫好きの娘にぴったりの素敵な絵本でした。

チリとチリリシリーズです♪今回はおうちの前のはらっぱで遊んでいた２人。草むらを抜けると、なんと大きなシロツメクサの蜜を集める大きなハナバチが！ついて行くとハナバチのおうちがあって…？！
それからコガネムシにトカゲにもついて行くと…？！
自転車に乗って２人揃えば、おうちの前のはらっぱも、大冒険の世界になるのですね♪そしてチリとチリリシリーズに欠かせない不思議でかわいくておいしそうなおやつも必見ですよ♪

原っぱの中をとおっていくと
色々な虫たちが生活しています。
トカゲについていくと、すてきなドアがあって
小さなかわいいおうちです。
ほたるいしも素敵だし、ほたるたちが光っている風景も
きれいでわくわくします。
草むらを抜けるとキャンディーもきえて夢の世界が終ってしまった感じで
少しさみしくなりました。

いつもの原っぱを通っていたら・・・。
不思議な世界に到着してしまいました。
虫たちのおうちなども可愛いし、出てくる食べ物や飲み物も見た目かわいいし、どんな味なんだろうと想像力が刺激されるものばかりでした。
毎回思うんですけど、すごい世界を探検しているのに焦らず至って普通のチリチリリ、凄いです。

チリとチリリが、草の中をサイクリングしています。
今回も素敵なお話でしたが、なんだか物足りない気も・・・
何でかな？と思っていたら、絵に気がつきました。
少し、色が地味に感じました。
「うみのおはなし」が、とってもカラフルだったので、よけいにそう感じるのかもしれません。
草や虫のお話なので、色はどうしても地味になるのだろうと思います。

娘の大好きな「チリとチリリ」シリーズ。
図書館で、もう何度も借りた中でコレが一番のお気に入り。
はちみつカステラボールに、はっぱのミックスジュース、そしてホタルいしキャンディ♪
絵本ならではの幻想的な設定と、美しい色づかいに親子共々ため息〜
「どいかや」さんの大ファンです。メルヘンな世界に浸れます。
韻を踏んだことばの繰り返しが、とっても読みやすく、読んだ後も余韻が良い感じなのです。