アイルランド一の怠け者のジェイミー・オルークは、とても人がいい男でした。
かみさんの留守中に友だちと宴会三昧ですが、片づけることを知らないジェイミーの食卓は散らかり放題。
そこの現れたなぞのプーカはロバの妖精。
前作の妖精レプラコーンは可愛かったのに、少し怖げな妖怪にも見える。
そのプーカが散らかった食卓を片づけていきます。
嬉しそうでないのはなぜかと思ったら、前世の罰だったんですね。
「なまけてばかりいるとプーカのようになっちゃうよ」なんて脅し文句に使えそうです。
ジェイミーはプーカの話を聞いて、気の毒に思って寒さしのぎにと自分のコートを差し出すのですが、これが失敗。
コートを受取ったプーカは解放されて姿を消してしまいます。
物事うまくいかないものです。
ジェイミーは自分の怠け癖の反省をしたようもないし。
こんなジェイミーにとても好感がもてました。