とてもいい絵本だと思います。
働き者のおとなしいめんどりが犬やネコやネズミに手伝いを頼んでみても「いやだね」と断り続けられる前半。
そのリズムは3歳の次女も楽しめます。
後半では、めんどりがそんなかんじで一人で働いて焼いたお菓子を「誰かいる?」と聞きます。
次こそ動物たちはどう答えるんだろう?大人でもさてどうなるんだろうとドキドキする場面が出てきます。
その場面がなんとも爽快です。
よくやった!とさえ思います。
でも嫌な奴をこらしめる、というよりはちゃんとホッとできるオチがついています。
この部分がちょっと言い回しがあるように個人的には感じてしまって、もっと子供に伝わりやすい言葉だったらもっともっといいのになぁと思ったりもしますが。
裏表紙もとっても幸せそうな平和な4匹が描かれています。
嫌なことをされたから嫌なことを仕返す!
そういうことでなくて、みんなで平等に頑張って平等に楽しもう!という精神が伝わってきて、きっと子供にも何か感じるものがあると思います。
機会があれば読み聞かせで使いたいと思えるボリュームと内容です。