息子が熱を出し、落ち着いてきた頃、お布団で読みました。
おもちゃの飛行機コスモスと犬のぬいぐるみウォギーが空を飛ぶ、という
シンプルなお話なのだけれど、とにかく絵が素敵。
爽やかな青空はもちろん、バラ色・雨模様での墨色・光がこぼれる雨上がり・・・と
色と形を変えてゆく空と雲の美しいこと。
サルクレール寺院のドームから見渡す、パリの街並みも壮観です。
まさに「とんでいきたいなあ」って気持ちになります。
家で寝てばかりいた息子も、気持ちがリフレッシュできたみたい。
気にいって「これいいね!」と何度も読まされました。
私は、ブル ブル ブルル ブルルーンという、エンジンの音が印象に残りました。
飛行機だって、いきなりすいっと空を飛べる訳じゃない。
プロペラを回しながら、行くぞ、行くぞ、行くぞーっと想いを高め、
えいっとばかりに飛ぶのですね。
少し漢字もあります(ルビ付)が、文章は長くなく、絵が多くを物語ってくれるので、
小さなお子さんから楽しめそうです。
これから何か新しいことを始めようとしている人へのプレゼントにもよいかも。
大人の方にもおすすめです。