動物園のコウモリは怖くて見に行かない私達親子ですが、
この作品のコウモリ達は、表情がイキイキと描かれ、たまらなくキュート♪
すっかり気に入ってしまいました。
夜のお話なので、色彩も暗めですが、
上下逆さまだったり、上から見下ろすコウモリから見たアングルや、
真夜中の図書館を独占!というシチュエーションに
ワクワクさせられる絵がいっぱいでした。
中でも、本の世界に入り込んで遊ぶ場面が、最高に楽しかったです。
冒頭から登場していた、甘えん坊なコウモリのぼうやが、馬に乗って雄々しく活躍するのをはじめ、
コウモリの子ども達が、次々と児童書の名作の主人公に!
アラジンと魔法のランプ・オズの魔法使い・かもさんおとおり・赤ずきん・不思議な国のアリス・くまのプーさん・ピーターラビット・・・。
息子達は、児童書のあてっこや、ちょっとはみ出したコウモリの羽探しをして、大盛り上がりでした。
年長の息子には、コウモリが図書館の機材で遊ぶ場面で、OHPなどは説明が必要だったり、
私も知らない本のパロディも出てきましたが、
絵を見るだけでもコウモリ達の高揚した気分が伝わり、十分楽しめました。
軽快な訳もリズムよく読め、
年長さん位のお子さんから大人の方まで、特に本が好き!な方におすすめな作品です。
遊び心のある作者紹介の写真もお見逃しなく。