息子の大好きな近藤薫美子さんの絵本。
虫の視線から見た、いろいろな「まってる」がぎっしりと
詰め込まれた一冊です。
それは花が咲くことだったり、オスとメスが出会うことだったり、
孵化することだったり・・・
ページがちょっとした仕掛けになっていて、折りたたんである
ページを開くと、待っていたものが現れるようになっていたりします。
開くとパノラマの世界に早代わり。
特に、セミの幼虫のシーンは息子のお気に入りです。
個人的に、一番最後に出てくるゾウムシの台詞が大好きです。
「『まつ』ってたのしい!『まっててもらえる』ってうれしい!」
必ずそういう時期がやってくると信じ、焦らずじっと待っている虫たち。
これってなんだか人間の育児にも通じるものがあるような気がして、
ちょっとドッキリさせられました。
焦らず急かさず、子供の成長をじっと待っててやれる親でありたいですね!