ほのぼのとした素敵な絵が昔話にとてもあっていて良かったです。読んでみると、「おおきなかぶ」を思わせるところもあったりして。
大きく育った1本の大根どの。
初めはとても大切にされていて、村を守ってくれていたのに、村人たちはだんだんとあたりまえのことでありがたい思いが薄れていって、ついには村から追い出してしまうことに。
すごく分かりやすく書かれていますが、結構日常生活に当てはまるところがある気がしますし、教訓的なお話だとも感じました。出て行った大根どのはついに帰って来ませんが、そのあたりも現実的な感じでしょうか。帰って来て村人たちも謝って大切にしました、ではないところが昔話の厳しさでもあり、良さでもあるのかな〜なんて思いました。
「あたりまえ」なことに感謝して、大切なものを失わないようにできるといいなと大人の私としては思いました。
子どもたちはそんな深読みはしなくていいと思いますが、大切なものを失わないように感謝できる心を持ってくれたらと思います。
大根どのはどこに行ったのかな?と言っていました。