女の子のファッションがまずかわいい。寝巻きっぽい白のワンピースに、毛皮のブーツか、ふわふわ靴下に編み上げのひもがついた木靴のようなものを履いています。
森は暗く、森の中の家はさらにヒンヤリ冷えた日陰の暗さがあります。家具も無骨で、お父さんぐまが実用的本位で作ったのでしょうか?
それでも窓に掛けられた布や、おじやのはいったおちゃわんの意匠はすべて優しい色合いのくまの図案です。ついついしげしげ見てしまう。
くまは?
くまは本当のくまのようです。しかし、レーベデフの絵は写実的なのに、どこかフワフワと現実ではないような感じもします。
福音館のと同じ、トルストイの作ですが、翻訳の違いも面白いです。
地域の図書館でくまの絵本をいろいろ見ていたら、三びきのくまのお話が4冊あったので全部借りてお話の会で紹介してみました。あと3冊は、福音館のと、フレーベル館のと、ほるぷ出版のでした。
通しで読んだのはこの1冊だけでしたが、ひとつのお話をいろんな人が本にしている事にも子どもたちは興味がわいたようでした。