小学生の子供にそろそろ宮沢賢治でもと思い、絵も和田さんだったし
一番字の大きいこの本を選びました。
森で迷った猟師が「山猫軒」というレストランに入ります。
「注文の多い料理店です」と書いてあるが、最初は留意しません。
言われたとおりに服を脱いだりしていきますが、「注文の多い」の意味が、自分たちを食べるためだと気づきます。
そこまでのお話のテンポが、大人の私も何回読んでもゾクゾクします。
連れてきた犬のおかげで食べられずに済みますが、猟師の顔はシワシワに・・
私が子供の頃読んだのは、もう少し重厚な雰囲気でしたが、
和田さんの絵が、低学年の子には親しみやすいと思います。
小1の息子が一人で読むには少し言い回しの難しい言葉もありましたが、
読んであげたら集中して聞いてました。顔は戻らなかったのかが気になるようです・・。
このシリーズは他にも人気作家とのコラボで、何作か出ているようです。
宮沢賢治作品の入り口にいいと思います。