この本は、タイトルや表紙を見ただけではクリスマスの本とは分かりませんね。そのような本こそ、大人の手が必要だと思いました。クリスマスを前にこどもに紹介しなければと思いました。
おんなのこたちからサンタクロースの話を聞いた時、羨ましくておもわず
「ろばにはくれないんでしょうか」と聞いてしまいます。今までサンタクロースの話を聞いたことがなかったので、
「どんなプレゼントだって きっとだいすきになる」と思うのです。
今、そういう思いがあるでしょうか?
クリスマスについて少し考え直してもらいたいような気もしました。
初めてサンタクロースに出会ったろばは、トナカイのスプリンガー(名前もいいですね)が足を痛めたので快く手伝うことにします。
そしてサンタクロースはろばに感謝し、プレゼントをあげるのです。ろばはともだちが欲しかったのです。本当にさみしかったのです。その思いがサンタクロースに届いたのでしょう。
こころがあたたまるとともに、ゲームや高価なものを買い与えるクリスマスというものに疑問を持ちました。