死神といったらやはりこわいイメージですよね。
でも、この子は死にゆく人を尊重して気を使い、寒くないように火をたいてあげたりとても大事に扱っている死神でしたが、やっぱりそうはみてくれないですよね。
みんな泣いて、こわがり死神くんの気持ちなんて知ろうとしません。
確かにそんな時、余裕はないなぁと思ったのですが一人の女の子、エルスウィーズはちがいました。
死神くんのお迎えを待っていてくれたのです。
病気でずっと体が痛かったようです。
私は思いました。 死にたくなるほど辛い痛みとは…。
こんなこどもが死神を待っていたなんて。
こんな風に待つのはいやだなぁと思いました。
出来れば、生きている世界に未練を残していたいです。
エルスウィーズはそんな私の気持ちはものともせず明るく死神くんに沢山の遊びを教えました。
もちろんこんな二人ですから素敵な最後がまっているのですが初めから想像をくつがえした本は初めてです。
上手くまとまっている本だと思います。