「3人のおばさん」シリーズの3作目。我が家では、読んだ順番が前後して、これが4冊目。
扉の部分に、3匹の猫の絵が描かれていて、本文が始まってすぐに「エスメラルダというねこを、おぼえている人もいるでしょう」という一文が出てきますが、娘は、即座に「はい」と返事をして手を挙げ、そのねこと1作目のお話について詳しく話してくれました。(私は、3人のおばさんたちと、ペッテルとロッタ以外、すっかり忘れてしまっていました。)
扉の絵のねこたちは、エスメラルダが産んだ子猫だったのですね。
今回は、この子猫たちをめぐって、ペッテルとロッタの冒険物語が展開していきます。
途中、石炭のように真っ黒な煙突そうじやさんに出会ったり、川遊びをしている最中に、魔女のようなおばあさんに服を持っていかれてしまったり、やさしい木こりのおじいさんとおばあさんに助けてもらったりしながら、無事、あおおじさんと3人のおばさんたちとの再会を果たします。
最後は、いつものように、楽しく、明るいハッピーエンド。親も子どももほっとして、思わずにこっとなる瞬間ですね。