ミラクルさんちに、赤ちゃんが生まれました。ママは、生まれる前から、音楽を聞かせたり、ニュースを見せたりして、頭のいい子が生まれるように気を配ってきました。
生まれた子は、次の日から新聞を読んだり、学校に行ったり、ついには、宇宙飛行士になってしまいます。そのミラクルぶりには、びっくりです。
でも、赤ちゃんは、何もない宇宙に行って「ママにあいたい」と言って泣きました。やっぱり一番大切なのは、ママだったのです。急いで地球に戻り、ママと再会。それからは、普通の赤ちゃんらしく過ごします。でも、時々はお医者さんのてつだいをするのですが。
パパとママの期待を一身に受けて生まれてくる赤ちゃん。でも、そこにいてくれるだけでいい、赤ちゃんはそんな存在なのではないでしょうか?
子供が大きくなってくると、生まれてきた時の気持ちを忘れてしまいがちですが、時には思い出してみると、気持ちにゆとりが生まれるのかもしれません。