ちょうど主人公のゆういちくんが小学二年生。我が家の娘と同じ学年。
弟がいるという境遇も同じ。
きっとゆういちくんの気持ちに共感できる部分があるのではと思い、夏休みの読書感想文として読んでみたら?とすすめてみた一冊です。
読んだ後に娘に感想を聞いてみると、出てくるわ出てくるわ・・
日ごろ自分もそのような気持ちを抱いていたのですね。
弟に大事なランドセルをゴミ箱にされてかわいそうだとか、遠足のおやつを食べてしまうなんてひどい・・など。
そして自分自身も弟にこんなことされたなどという話も飛び出しました。
そして、母としてもドキッとしました。
「お兄ちゃんだから」とゆういちくんが父や母に言われていたのと同じく我が家も娘に対して「お姉ちゃんだから」という台詞を言っていたことを反省させられました。
娘は特にその部分に共感しているように感じました。
けれども、最後に、もし自分の弟が行方不明になったら悲しい。
絶対すぐ探すと言ってくれました。
娘も「弟なんかいらんかった」と言ってしまったことがあるのですが、やはり最後は弟が居てよかった。という結末になりました。
同じような境遇にいるお兄ちゃんおねえちゃんはたくさんおられると思います。
子ども自身の気持ちを聞きだしやすい絵本です。是非おすすめしたいです。