ネットで絵本を検索していて、題名とその表紙絵に惹かれて探してきました。
ネットで見たときは、主人公の男の子がハイハイをするような年ごろの小さい子を想像していたのですが、
読んでみると意外や意外、幼稚園の年長さんか小学校1,2年生くらいの男の子でした。
森の動物たちと穴を掘って、いろいろ想像しているシーンは、いとうひろしさんの「ルラルさんのほんだな」に似てるな、と思いました。
ストーリーは全く違いますけど、その、想像の楽しみ方って、言うんですか…。
ラストの方で、くまが男の子をなめたり噛んだりし始めたときは、
「えっ?あぶないよ〜。どうなっちゃうの?!」
と、心配してしまいましたが、ラストも意外にさっぱりと明けない終わり方で、でも、そこが味があってよかったです。
読み終わってみると、なんだか「男の子の絵本」って、感じがしました。もちろん、読むのは女の子でも楽しめると思いますが、
発想というか絵本の中の遊び方って言うんですか、
そこが男の子っぽかったです。
やっぱり幼稚園くらいから、小学校低学年くらいの読み語りにいい作品だと思いました。