「ピンクのれいぞうこ」 ９歳のお子さんに読んだ みんなの声

　思いがけないきっかけや、ちょっと背中をおされて、人生がかわってしまうことってあるんだなと思いました。いくつになっても、新しい世界に飛び出していくことはいいことだなと思います。
　ぼうっとしていることが大好きな主人公。不思議なピンクの冷蔵庫に出会って、いろいろなことをはじめます。主人公の気持ちが変わっていくのが伝わってきます。

　小さい子どもはもちろん、学生や大人が読んでも、気持ちが前向きになりそうなお話でした。

　三輪の自転車や、ショップの商品など雑貨も楽しめました。

ぼうっとしているのが好きなドワーフ。
毎日同じ生活の繰り返し、好きな事を適度にやってのんびりゆったり暮らしている。
慌ただしい日々の私にはそういう生活もいいなぁと思いながら読んでいたのですが、不思議な冷蔵庫とドワーフの変化にハッとさせられました。
冷蔵庫にはどうやって引っ張っても取れないマグネットと一緒に紙切れが挟まれ、何かのメッセージのよう。
冷蔵庫の中身も食べ物とは無関係。
そしてそれが毎日変わっていくと〜っても不思議な冷蔵庫でした。
最後には大きなメッセージが込められていて・・・たった一言のメッセージだけどすご〜く深いメッセージでした。
最初の平凡で刺激のない生活もいいなぁと思いましたが、元気で気力のあるうちは色んなことを経験して好きな事をどんどん見つけていきたいなぁと感じました。

私も大多数のみなさんと同じように、毎日ほぼ変わらない日常を送っています。

たまに、家族で食事に行ったり、友人とランチに行ったり・・・というのが日々のささやかな楽しみです。

主人公のねずみは一人暮らしで、話す人も一緒に食事をするひともいません。
でも、ほどほどに満足しています。

そんな日常を変えたのは、ピンクのれいぞうこ。
ピンクのれいぞうこに不思議な張り紙があって、いつのまにか行動的な生活に一変してしまいます。

大人も子供も新しいことに挑戦するのは勇気がいります。

私も何かひとつ新しいことを始めたくなりました。