タイトルの大好きなパパは、実際にお話には登場しません。
でもバークリーとママの、大好きなパパへの思い、そしてお互いを思う優しい気持ちが溢れている、そんな素敵な絵本でした。
バークリーはもうパパには会えないことを知っています。
それでも、パパに会いたい。
その会いたい気持ちを船に乗せて、パパに届くようにと船を流すバークリー。
そんなバークリーの気持ち、またその気持ちを傷つけないようにしてくれたママの気持ちと、そのママの気持ちを思うバークリーの気持ち・・・
せつないような、でも相手を思いやるそれらの優しさは、私や息子を温かい気持ちにしてくれました。
バークリーはとても優しい子に成長していました。
それは、大きくて変わらない愛情をいつもそそいでくれたママのおかげ。
私もそんな愛と優しさを、子どもたちにそそいであげたいと思いました。
お話は勿論、挿絵もとっても素敵でした。
可愛らしいビーバーの親子、一つ一つ丁寧に描かれた船、にじみが印象的な海や空・・・
何より、最後の壁一面に飾られた沢山の船の絵がとてもいいですね(^^)