なんて美しい絵でしょう。
うっとりと、いつまでも眺めていたい。
額にいれて、飾ってもいいくらい綺麗です。
宝石のように美しく輝く瞳と、
世界で一番白い猫、スノウ。
あるクリスマスイブの夜のこと。
サンタさんの赤い服のポケットに、
こっそり忍び込んだスノウは、
そのまま、サンタさんと一緒にそりに。
あまりにも美しい景色に、
夢中でのぞきこみ、身を乗り出したとたん!?
スノウは、迷子になって、サンタさんを探します。
サンタを見かけるたびに、
「わたしのサンタさんじゃない。」とがっかり。
まわりの景色が美しすぎて、
スノウが迷子になっているのを忘れてしまいそう。
スノウの表情はあまり変わらないけど、
なんだか、気持ちが伝わってきそうです。
探し疲れて、サンタのボールを抱いたまま、
床にうずくまるスノウが、とても可哀想でした。
そのころ、サンタさんも必死でスノウを探していました。
その姿が、ちょっと笑えて・・・(ごめんなさい、サンタさん。)
サンタさんとスノウが再会できて、ほんとうに良かったと、
思わず、胸を撫で下ろしました。
娘には、読み聞かせしなかったので、
ひとりで読んでいると、
横から「面白かったよ〜。2回くらい読んだ〜!」と言っていました。
猫を描く現代画家の中でも、
最もすぐれた一人と称されているアン・モーティマー氏の絵。
素晴らしいです。