まず、「算数の呪い」という何とも不気味なタイトル、異様に大きな文字、そしてその呪いの中に堕ちていく小さな子ども・・・
表紙からかなり普通の絵本とは毛色が違います。
内容は、簡単な足し算から、数列、解の公式まで。
そして、何気に関係ない問題が随所にぶち込んであるのが面白い。
特に気に入ったのは分数の問題です。
「ピザ2切れ欲しい時、何と言ったらいいでしょうか?」
「ピザ2切れ欲しい」・・・って、まんまじゃん(笑)!
わりと算数は得意な息子と読んでみましたが、問題を解きながら読んだら、かなりの時間がかかりました。
中には難しすぎる問題もあって、そこは飛ばしながら・・・
「答えは無いのかな?」と思ったら、ちゃんと裏表紙にありました!
その答えもテキトーなものが混じったりしてて、面白かったです。
最後のあとがきも読むと、格段に算数に対する知識が増えますね☆
お話は勿論、イラストの完成度が高くてビックリ!
特に、牛乳パックのページがオシャレで素敵だなぁと思いました。
中表紙にある、+、=、÷といった計算記号も、こんな綺麗なデザインになるんだと感心させられました。
数字や計算が大好きな子にはたまらない1冊。