表紙からとっても可愛いフクロウくん。
このちびフクロウくんが「ちょっとだけ」まいごになるお話なのですが、出だしの巣から落っこちるところから、なんとも可愛らしい☆
ちょっとしたしかけもあって、これが更に驚きを増してくれます。
最初にリスが声をかけてくれるのですが、よ〜く見ると、クマもウサギもカエルも心配そうに見守っているのが分かります。
読み聞かせしながら息子は、ちびフクロウくんがきょとんとした顔で「ぼくまいご」と言ってるのが面白かったみたいです。
そして、リスがあちこち探してくれるのですが、どれもハズレ。
そして、リスに「ほーら、きみのかあちゃんだ」と言われ、「えっ??」となってる動物たちの表情にも大笑いでした。
最後は、カエルがナイスフォロー!無事にママに会えました(^^)
よく見ると、お母さんが必死に探してる影も描かれていて、やっと会えた時は本当に良かった!
最後、ビスケットを食べながら、またちびフクロウくんが落ちそうになってるところもクスッとなりました。
イラストはシンプルかつ色彩がとても美しい。
朝日が昇るところから始まり、沈む夕日でお話が終わります。
絵本の最初に「父と母へ愛をこめて」とあります。
「ロビンソン・クルーソー」から引用の「自分がどんなに恵まれているか、失ってはじめてわかるのだ」の言葉と共に、溢れる愛情を感じる1冊でした。