ティリーを中心に家族の愛情あふれるお話でした。
“たからものさがし”が大好きなティリー。
朝から夜のねんねの前まで、ティリーは“さがして さがして…”をたくさんします。
ママもパパも隠すのが上手。
誕生日にはおばあちゃままでチョコを隠して…。
大きな文字でお話が書かれていて、絵が見開きに何カットもあって、細かいけれどもティリーの生活の周りの可愛らしいもの(ルームシューズetc)たちにニッコリしてしまいます。
とくに、ティリーお気に入りのお人形のうさぎくんが可愛いです。
朝の宝物(バナナ)さがしから、ダイナミックです。
宝発見後の、散乱状態に頓着しない家族のおおらかさに感心。
家族に愛され、元気に伸び伸び、毎日が本当に楽しそうです。
黒木さんの後書きを読んで、イースターのエッグハントやイースターバーニーを思い出し、『ティリーはもしかしたらイースターでのエッグハントを体験して、この“たからものさがし”が大好きになったのかしら?』なんて、また深読みの悪い癖が…。
ラストが、ホントに素敵でした。
“愛”を言葉に出して子どもに語りかけ続ける事は、とっても大切だと思いました。
子どもがこれから生きていく上での大きな自信に、また「人」を愛する心を育んでいく上でも。