世界中、どこでも、赤ちゃんはお母さんにしっかりとだっこされているのが大好きです。
文化の異なる様々な地域の人々のだっこやおんぶをその生活と共に紹介しています。
中央アメリカのマヤの人々・ インドネシアのバリの人々 ・
中央アフリカの遊牧民ムブティ ・ 北アフリカの商人であり遊牧民のトゥアレグ・グリーンランドと北アラスカの先住民族のイヌイット・ 西アフリカノマンティング・ 東南アジアの山岳民族のモン族・ 南アメリカの熱帯雨林地方に住むヤノママ族・ヒマラヤ山脈に囲まれたネパール人・ オーストラリア北部のパプア人・ 南アメリカのインカ帝国の子孫のケチュア人・ おまけは、ネイティブアメリカン
ほとんど初めて目にするものばかりでした。
それぞれのだっこやおんぶは、大人たちの生活・地域の気候環境に応じて、独特のスタイルです。
生活の糧を得るための、日々の様子がとても詳しく書いてあり楽しく読めました。
赤ちゃんは、親や家族の生活を、乳児のころからつぶさに見つめられる距離で、おのずと自分たちの生活・文化を学んでいるというところを読んでなるほどと思いました。
我が家は、寝かしつける時はだっこをしましたが、おんぶはあまりしませんでした。
どうしても、夕食時にぐずったときに数度おんぶをしたら、「きゃっきゃっ」はしゃいで電子レンジにゴン!と頭をぶつけ、また「きゃっきゃっ」していた思い出があります。
見返しに、世界地図もありますので、お子さんと色々な文化を覗いてみてください。
息子は、パプア人とイヌイットが対照的で、とても印象に残ったようでした。