この作品のように聞き手参加型の作品って楽しくて大好きです♪
『上を向いて「あー」と言ってみて。』
『下を向いて「あー」と言ってみて。』
『喉に手を当ててみよう、喉の震動が感じられるよ。』
などなど、聞き手に自然と参加をうながし、
読み手も聞き手も一緒になって「あー」と言うことで、
その場の一体感を楽しめてしまう1冊です。
『おやつはケーキとミルク、嬉しい時の「あー」は?
しまった! ミルクこぼしちゃった時の「あー」は?
お母さんが怒ったよ、どんな「あー」?
「あー、美味しかった♪」』
場面によって「あー」の表情が変わることにも気付かされます。
【声】という目に見えないものに色がついていたり
とがった形などをつけて描かれたりしているのも楽しいです。
私は小学校の読み聞かせで5年生を担当した日に読んだのですが、
幼児さんから6年生くらいまでのお子さんと一緒に楽しめると思います。
実際にうちの学校では、読み聞かせの時間に各学年で読まれていますよ。
読み手が恥ずかしがらないのが重要!
大勢の前で読む時は、本文には書かれてはいませんが、
斉唱するタイミングを「はい」と取ってあげるとスムーズです。