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アフガニスタンから逃れてきた人々の難民キャンプ。家族を失い、食べ物にも物資にも不自由している暮らしの中で、この物語はあまりに純粋で哀しい。 救援物資の中でリナが拾ったのは黄色いサンダルの片方。そして、そのもう一方を拾ったフェローザと知り合います。 お互い哀しい境遇なのに、二人の間で芽生えた友情。一日ごと交代に両足でサンダルをはくことにした二人。そしてサンダルが「ともだちのしるし」。読みながら涙腺を気にしてしまうほど、痛烈な感動を覚えました。 リナの家族は移民手続きが認められアメリカへ移住します。リナは母親の針仕事で靴を買ってもらいました。フェローザにサンダルを揃いで渡そうとするリナ。「ともだちのしるし」だからと片方をリナに渡すフェローザ。 ラストシーンは…。アメリカでの生活はどうだったのでしょうか。 この本は、男の私を泣かせてしまいましたよ。 難民問題と友情を見事に描き切って、これ以上もないほど余韻と感動を伝えてくれました。 お願いです。だれかこの絵本を映画にして下さい。
投稿日:2010/02/16
前回は、65年前の戦争のことを描いた絵本を読みました。 今回は、今現在 中東で戦争やテロによって、 家族を失い、住むところも無くし、 自分の国を捨てざるを得なかった、2人の少女の友情の物語を読みました。 読む前に、 この本が現役の高校生の翻訳であること。 原題は「Four Feet Two Sandals」だけど、 「ともだちのしるしだよ」の方が親しみやすくて、友達の物語なんだなとわかりやすくて良いよね。 この本は、一人の難民の女の子が 「なぜ、私たちみたいな 子どもをえがいた本がないの?」という言葉がきっかけで、生まれました。。。と ここまで、話してから 『難民』という言葉を聞いたことがあるかどうか、聞いてみました。 さすが6年生。 何人か手が挙がり、「ニュースで聞いたことがある」と答えてくれました。 「この絵本に登場する女の子たちは、アフガニスタンとパキスタンの国境にあるペシャワール難民キャンプというところに居ます。 今度テレビでその言葉を聞いたら、この絵本のことを思い出してね」 と お話ししてから、ページを開きました。 物語は、難民キャンプの中での話なので、 戦争の描写も、直接誰かが死んだり怪我したりする描写も出てきません。 それでも、 一足のサンダルを大人の足の間から砂ぼこりにまみれて、やっと手に入れる同世代の女の子。 何日も歩き続けて、足がひび割れ、腫れている少女。 家族を失い、国を出て、心細くキャンプで生活している様子。 女の子だから、学校に行けなくて、自分の名前さえ書けないこと。 難民の悲しみが、耽々と描かれています。 この事が、今・現在、同じ地球の上で、同じ世代の子供たちが、経験していることだと、 目の前の子供たちに伝えたい…と思いながら読みました。 教室では、特に、女の子たちの目が真剣でした。 女の子同士の友情に、共感するものがあったのでしょうね。 しんみりとした空気で、この本を読み終えました。 3分ほど時間が余ったので、 「ぼくがラーメンたべてるとき」を続けて読みました。
投稿日:2009/12/31
難民キャンプで暮らす二人の女の子の友情の物語。 救援物資に群がる人々の中でリナはやっと片方だけのサンダルを みつけます。 もう片方のサンダルを持っていたのはフェローザ。 フェローザはおばあちゃんの言葉がきっかけで、サンダルをリナに 譲ろうとします。一方リナは二人で一日交代で履こうと提案します。 ここから二人の友情が芽生えていくのでした。 もう2年もはだしのままのリナ、そしてフェローザの足はひびわれて 腫れているのです。 この二人にとってお花飾りのついた真新しいサンダルは、私達の想像を ぜっするほど価値のある物にちがいありません。 それを分け合うことができる心の清らかさに感服です。 訳者は現役高校生との事。 この本を世に送り出した素晴らしい功績者のうちの1人ですね。 だれでも聞いたことがある言葉「難民キャンプ」。 この本で1人でも多くの若い人が、少しでもその実情を知り、 平和を考えるきっかけになればと考えます。 こうして自由に本を選び、パソコンを使ってレビューを投稿できる事の 幸せをしみじみ感じます。 舞台になっているペシャワールは最近のニュースで非常に治安が悪く なっていると聞きます。 祖国を追われやっとたどり着いたほんのひとときの安住の地である はずの難民キャンプ。 そこで暮らす方々がもうこれ以上、犠牲にならずに無事でおられます ように、心から願うばかりです。
投稿日:2009/10/31
少し前にボランティア仲間から教えてもらった作品です。その時は、友達がこの絵本を読み聞かせてくれました。 自分の目で黙読するのもいいけれど、こういう作品は人に読んでもらうと、また味わいがあって、素敵です。 戦争(紛争)の続く地域のちょっと切なく、心温まる友情物語でした。 何より驚いたのは、この作品を邦訳したのは、(当時)高校生ということです! 高校生でも、言葉のニュアンスに違和感なく、心に届く優しい言葉で綴られていました。 私は英語は不得意なので、原文で読むことは難しいと思いますが、もしかしたら、原文自体どの国の人が読んでもしっくりする、優しい言葉で描かれているのかもしれませんね。 イラストは油絵でしょうか? 肉厚なしっかりした色合いが、アラブの国の砂漠の世界をいい感じに出しくれていました。 少女たちの友情が、いつまでも続くことを祈ってやみません。 ウチでは私が子どもたちに読んでみたのですが、 こういう感動モノがどちらかというと苦手な子どもたちなので、 「ふ〜ん、いいんじゃない?」くらいの反応で、読み手としてはちょっとつまらなかったです。 読んであげるなら、小学校4年生くらいから、ひとり読みなら高学年くらいからいかがでしょうか? 特に今どきの見かけだけの友達ごっこに疲れている子どもたちに、読んでもらいたい1冊です。
投稿日:2010/08/24
第15回いたばし国際絵本翻訳大賞の翻訳作品です。 原題は、「Four Feet Two Sandals」 大賞受賞したのは、都立高校生の小林 葵さん。 邦題とした「ともだちのしるしだよ」という訳に、類まれな感性を感じさせられます。 私も応募しようとしましたが、このような訳は全く思いつきませんでした。 お話は、アフガニスタンとパキスタン国境の難民キャンプでの作者の体験に基づいています。 難民キャンプでの友情がキーになっていますが、それ以上に世界各国には難民キャンプのような実態があることを知るきっかけとなる貴重な絵本だと思います。 対象は5歳からとなっていますが、内容を理解するのは難しいはず。 むしろ小学校高学年〜中学生辺りの年代に読んでもらって、いろいろ考えさせたい絵本です。 また、日本という国が如何に平和なのかを実感できることでしょう。
投稿日:2009/09/22
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