作者はどう見ても日本人なのに、なんでこんなに現地のリアルないおいがする絵本を書かれたのかな?と、思って、作者紹介のところをよく読んだら、実際にご家族であちらに住んでいたことがあったんですね〜。
(今現在も住んでいるかどうかはわかりませんが)
この作品は2002年に出版されています。わりと最近の絵本です。
アフリカの大きな市場の感じがよくわかりました。
1台の車に大勢の人たちが楽しげに乗っている姿や、車と牛、それに頭に荷物をのせた人たちが、同じ道を使っているところも、変に近代化していない人と人が町を作っているんだって感じがしてよかったです。
ところでシンガくんの初めてのお使い(?)は、なかなか遠い道のりでした。
親切なお兄ちゃんも登場して、やっとおばあさんのところにたどり着いたときは、ホッとしました。
それにしても、みんなどうしてこんなにたくさんの重そうな荷物を頭にのせて首一本で支えられるんだろう〜?向こうの人たちはまず、姿勢がいいんでしょうね。
とっても楽しい色鮮やかな絵本です。
ぜひ、たくさんの人に読んでもらいたいです。
4,5歳から小学校高学年までお薦めします。