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小学生のボクは、鬼のようなお母さんにナスビを売らされました。」 大人が読んだ みんなの声

小学生のボクは、鬼のようなお母さんにナスビを売らされました。 文:原田 剛
イラスト:筒井 則行
出版社:ワイヤーオレンジ
税込価格:\1,540
発行日:2014年11月26日
ISBN:9784844376569
評価スコア 4.5
評価ランキング 7,852
みんなの声 総数 11
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  • 実話です

    正直、この表紙のイラストを見て絵本を手に取ろうとは思いませんでした。版画のような白黒の絵はリアルすぎて怖さもあります。そしてなぜなすび?なのかと。

    私がこの絵本を知ったきっかけはとあるテレビ番組でした。
    実話をもとにつくられたこの絵本の読み聞かせが終わったとき、私は涙で濡れていました。

    お母さんは、なぜ鬼の形相で子どもになすびを売らせていたのか?
    その真実を知ると胸が熱くなりました。

    そして、現在のその男の子・・出版社を経営しているそうです。

    最後の結末のこの文章
    「今、大人になったボクは、まだまだ駄目な所もありますが、子供のころにナスビを売った事があるので、どんなしんどい事も平気です。お母さんが天国から見ていてくれるから、どんな苦しいことも平気です。そして今ボクは…ナスビが大好きです。」

    作者の母に対する感謝の気持ち、そして私たち親に向けたメッセージも込められています。

    ただ、かわいがるだけでなく、愛するわが子だからこそたくましく育てていかないといけませんね。

    この絵本のあとがきにある作者の言葉が親の私にとっては心にぐっとくるものがありました。

    投稿日:2016/07/10

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  • いいお話です。

    タイトルも版画のイラストも、強烈なインパクトがありますね。
    恐怖さえ感じる表紙のお母さんの顔に、なかなか読めないでいたのですが、中身は良い意味で想像とは全く違うお話でした。

    高齢出産でうまれた主人公のぼく。
    お父さんお母さんは、ナスビを育てている農家で、ご飯はいつもナスビ。
    貧乏だったけれど、いつも笑顔だったお母さんが、ボクが小学生の頃にいきなり鬼の形相で、ナスビを売ってくるように命じるのです。
    ボクがその理由を知るのはだいぶ後なのですが、この理由というのが、涙なしでは読めません。

    このお話は作者の原田さんの実話なのですが、子育てについて、
    どうかたくましい子に育ててあげてください。
    とおっしゃっています。
    きっと子供の頃の経験が糧になっているからこそのお言葉なのだと思いました。

    投稿日:2020/10/28

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  • 実話

    タイトルからして、きっとなにかあると想像していた通り、母親の事情を知り泣けてきました。高齢出産でわが子を出産した母親なら可愛くて目に中に入れても痛くないというくらいわが子に愛情を注いでいると思いました。自分が白血病で死んでいくのを知っていたから後に残されたわが子が一人になっても生きていける術を教えたかったのだと思うと泣けて泣けてしかたがありません。実話だそうですが、母親の愛情がいっぱい伝わって逞しい子に成長してよかったなあと思いました。

    投稿日:2019/03/23

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    1
  • 共感

    この絵本に登場するお母さんと、私の父親が重なって見えました。
    私の末の弟は、高齢出産で産まれ、父親にかなり厳しく仕込まれました。正直、可愛い可愛いと育てられた私から見ると可哀想な環境に身を置いていると感じていました。
    でも、成長した今、弟の方が私よりずっと逞しくなっています。(今では親からは私が一番心配される始末)
    きっと、この本のご両親と似たような感情から、厳しくしてきたんだろうと想像します。
    そう思うと親の愛情に涙が出るし、また私も人の親なので共感する部分も多々ありました。一人っ子の我が子は、両親が逝ったあと強く生きていけるのか、そう思うと最近は特に厳しくなってしまいます。この厳しさの中の想いが、絵本のように後々、我が子に伝われば・・・と思います。

    投稿日:2016/09/11

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  • インパクトの塊のような絵本です

    タイトルといい、表紙の絵といい、扉を開く前に身構えてしまう絵本です。
    内容についても、消化するのにちょっと時間を要しました。
    高齢出産という出だしが気になりました。
    自分も息子が小さい頃には、孫と祖父の関係のように思われたものです。
    高齢出産ということは、子どもと生活をともにする期間が短いということ、子育てするには老いているということでしょうか。
    だから、子どもに何を伝えるか、考えるのでしょう。
    作者の母親は「鬼」のようになって、理不尽なナス売りを強いました。
    本当の気持ちを理解されなければ、憎まれるだけの存在だったでしょう。
    ここが難しいところです。
    ナス売りは決していい方法だったとは思えないからです。
    いろんな角度から、子育てを考える絵本だと思います。

    投稿日:2021/07/02

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  • 母の教え

    作者自身の実話です。
    ナスビ農家に、高齢出産で生まれたボク。
    貧乏だったけど、笑顔のある家庭が、ある日突然豹変。
    それが題名になっています。
    後半でその訳が明らかになります。
    モノクロの絵に、ナスビだけがリアルな色彩を放ち、文章もナスビ色。
    そのホラー感に、実は手に取るのも躊躇しました。
    お母さんの行動は、賛否両論あるかもしれません。
    でも、懸命に生きた姿がそこにあります。
    作者のその後の人生を見れば明らかですね。
    このような作品になったこと自体、母の教えそのものなのかもしれません。
    奥が深い作品です。

    投稿日:2016/11/12

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