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小さな女の子が書いた日記を絵本化した1冊です。 両親がいないオーパル、その事実はとても切なくやるせないです。 でもそんな彼女を支えたものとは。 こうやって絵本作家として活躍した未来に、読み手も嬉しく思うことでしょう。
投稿日:2021/01/15
原作者のオーパル・ウイットリーさんの5〜6歳の時の日記が元というのですから驚きです またその境遇に心を痛めてしまうお話です 役者のあとがきにもありますが、女の子の表情は全く笑顔が見られません この子の気持ちになったら当然のことかもしれませんね クーニーの気持ちも伝わってきます 小学生なら理解できる範囲でしょうか・・・ まずは大人が読むことをお勧めします
投稿日:2011/01/05
クーニーが絵を付けている絵本だったので、図書館で借りてきました。 想像していたより、ずっと心に残る素敵な本でした。 「オーパル」という少女の日記をもとにした作品ですが、この「オーパルの日記」はアメリカでは結構有名らしいです。 文字を覚えたての子どもの原文の感性を大事にジェイン・ボルタンが編集されたようです。 本当の両親を亡くして、養い親の家族と点々と暮らす少女。 心のよりどころなくさびしい想いをしているにもかかわらず、ねずみの名前は「メンデルスゾーン(有名な作曲家の名前)」、犬の名前は「ホラチウス(ローマの英雄の名前)」、森の中の友達の木には「ラファエル(大天使の名前)」と名付けている少女の感性に驚きました。 設定は暗い話で、その結末も、けして明るい未来が見えるという終わり方ではないのですが、主人公の少女の生き方に目が離せません。 小学校高学年くらいのお子さんにいかがでしょう?
投稿日:2010/11/21
子供は愛されるように作られているのに オーパルの置かれた環境はかなりつらく厳しい。 それでもどこかに希望を感じるのは 彼女がいたずらに絶望せず 自分にできる精一杯で 運命を受け入れているからだろう。 なにより亡くなった両親が彼女の中に息づいていることが 随所に感じられる。 そんな風に生きている ちいさな女の子に同情はしたくないけど ラファエルが倒れるところ、はなのうえのキスのエピソードには それを禁ずることは難しい。 素直な文章の中には細やかな観察力や詩的な内面がうかがわれる。 その後のオーパルはしあわせをつかんだに違いない と思いたい。
投稿日:2008/12/22
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