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シュメールについて知りたくて調べていたら、シュメール人の書いたとされる最古の物語、ギルガメシュ叙事詩のことをしりました。まさか絵本ででているとは! 古代の雰囲気が伝わってくる繊細な絵で興味深くよみました。絵本だと世界最古の物語が読みやすくていいです。他の巻も読んでみたいと思います。
投稿日:2020/11/14
古代メソポタミアで粘土版に楔形文字で書かれた世界最古の物語だそうです。 このシリーズは3巻で構成されていて、この巻は主人公で、ウルクの王であるギルガメシュが初めて友達を得るという内容です。強大な権力を持った昔の王様ですからやることが半端ではなく、横暴さも相当なものです。でもその分、心を改めた様子もとても印象的になっています。 この本の前に『古代メソポタミアの物語 ルガルバンダ王子の冒険』を読んだのですが、解説によるとギルガメシュはルガルバンダの息子なのだそうです。『ルガルバンダ王子』の方は文章がとても読みづらく、内容が分かりにくかったのですが、こちらの『ギルガメシュ王』の方は、読みやすく、子供でもよく理解できる内容なのではないかと思います。続きを読みたくなります。
投稿日:2013/12/26
この本は、市内で読み語りボランティアをやっているお母さんに紹介してもらいました。 ちょうど、アメリカのツインタワー飛行機爆破事件の頃、たまたま子ども達に紹介しようと思っていて、歴史のむごさを痛切に感じた思い出深い絵本だと聞いて、お願いして借りてきました。 この「ギルガメシュ物語」の舞台は、 今でいうイラクやシリアのあたりで、 チグリス川・ユーフラテス川に恵みを受けた多くの人が知る「メソポタミア文明」に生まれた世界最古の物語だそうです。 知人のお母さんは、この物語で語られているような素晴らしい文明を もたらした人々の末裔が起こしてしまった悲惨な事件。 そこに至るまでの長い歴史を、この物語触れて、改めて考えさせられた。といっていました。 後書きを読むと、作者のこの物語に欠ける想いが読み手にも伝わってきます。 なんとこの絵本はイラストも作者が手掛けているんです。建物、人々の着るもの、空の色に至るまで、とても大切に作られている絵本だな〜と、感じました。 特に2ページ目に出てくる壁画のイラストは見ごたえがありますよ。 歴史の物語と聞くと、気が重くなる人もいるかと思いますが、活字も大きく、振り仮名も振ってあって、大変読みやすい作りになっているので、機会があったらぜひ読んでもらいたい作品です。 読み語りなら小学校高学年くらいがお薦めです。
投稿日:2009/10/26
中学になったら世界史の授業で、メソポタミアを習うのでしょうか。 この絵本の絵がすばらしいので、メソポタミアが身近に思えます。 難しいかなと思いましたが、物語はとても分かりやすいです。 文章の量もさほど多くないです。 人間らしい心のないギルガメシュ王が、あっさりと人の優しさを理解するところは、ちょっと拍子抜けしたくらいです。 でも、すっきりとした物語でよかったです。 ぜひ三冊とも読んでもらいたいです。 高学年からお薦めです。
投稿日:2009/05/11
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