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やさいの花」 大人が読んだ みんなの声

やさいの花 写真:埴 沙萠
文:嶋田 泰子
出版社:ポプラ社
税込価格:\1,650
発行日:2016年05月
ISBN:9784591149720
評価スコア 4.85
評価ランキング 100
みんなの声 総数 12
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  • みんな美しい

    2016年刊行。やさいの花の写真と、簡単な植物の説明が書いてある本。

    どの花も美しい。花だけではなく、花を支えているところや、茎、葉っぱ、実やそのほか全部が、どこをとっても美しい。
    「虫が止まって欲しいところ」など、植物さんたちは、自分たちの子孫を残したり、生きていくための戦略を練って、自分の体を設計している。
    身近なやさいでも、知らないことが多い。

    畑で、育ち過ぎたやさいの花が咲いていて、普段食べる野菜とは全く違う雰囲気になっていたのを見たことがある。
    本当は、全部の成長段階を満了したい植物さん。
    人間の好みやいろんな都合で、まだ熟していない実を取ったり、若い葉っぱを食べてみたり、いろいろ勝手なことをしているのだな、と思った。

    それをずっと許している植物さん、えらい。
    私は謙虚な気持ちで、ありがたく、おいしく、楽しくやさいを頂こうと思った。

    投稿日:2022/11/06

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  • 綺麗なものですね。

    野菜の植物って、どうしても実である野菜自体に目が行きがちですが、花も咲き実は花も綺麗なものなんですよね。
    我が家の子供の小学校では、小学3年の時に、野菜の栽培をします。
    トマト、ピーマン、なす、きゅうりから好きなものを選び、一人一鉢で夏休みを含め栽培するのですが、その年齢のお子様にも役立つ1冊にも思いました。

    投稿日:2022/01/07

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  • 植物生態写真家   埴 沙萌(しゃぼう)さんの素晴らしい写真・ 嶋田 泰子さんの文  感動しました!!

    私が知っている花もありましたし エッ!?とびっくりするのもありました

    ゴーヤは花は知っていましたが 熟した実を食べたことがないのです(友だちは沖縄で 食べていたと)
    にがいのが たべないでという サインとは
    でも その苦さが好きで 頂いています〜

    サツマイモは私の住む 周りにサツマイモ畑があり 花を見たことがあります

    サツマイモの花とアサガオの花よく似ています

    マイブックにしたい本です
    子ども達にこの感動を伝えたいのに・・・・・
    コロナでなかなか 絵本を読んであげられないのが 残念です!

    投稿日:2020/08/20

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  • 「へー」の連続

    表紙のきれいな写真に惹かれて手に取りました。
    知っているようで知らなかった、野菜の花の姿が、きれいな写真で紹介されています。
    ごぼうの花がアザミに似ていたり、ピーマンやゴーヤは熟す前に食べるとか、知らないことばかりで「へー」の連続でした。
    野菜の名前の部分を隠して読んで、クイズにしても楽しめそうです。

    投稿日:2020/06/12

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  • 食卓に並ぶやさいとはまた違った見方。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子21歳、女の子17歳

    ポプラ社で出している「ふしぎいっぱい写真絵本」シリーズです。
    個人的に読んだ感触では、ページ数や解説の内容、紹介されている植物の種類などを考えると、小学校の中学年以上の子どもたちにお薦めしたいです。
    解説の言葉は子どもたちにもわかりやすい表現を使われています。

    「やさいの」花たちに焦点を合わせているので、約30種類のやさいの花たちが紹介されています。
    その他に、そのうち、いくつかの花に関しては仲間の花の写真も載っていました。

    普段は食卓に並ぶやさいの姿のイメージが強い植物ですが、こうやってみるとそれぞれ素敵な花を咲かせているのがわかります。
    読み聞かせでこの本全てを読むのはちょっと難しいかもしれませんが、ブックトークで、何種類かページを絞って紹介するのは面白そうです。

    投稿日:2017/04/07

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  • ゴボウの花!

    なんとも鮮烈な写真に惹きつけられてしまいました。
    ちなみにゴボウの花ですって。
    野菜の花を収めた写真絵本です。
    確かに、野菜の花という視点は新鮮です。
    白菜も蕪も大根も、菜の花の仲間というのも、花を見れば納得です。
    その他にも、いろいろな野菜のウンチクもあり、勉強になります。
    ピーマンの苦みの秘密もなるほど、です。
    野菜ならではの特性、知恵、そして、人間の好み。
    何より「いのちをつなぐ」役割を実感できます。
    おまけの、「野菜の芽生え」フォトは、まるで赤ちゃんの誕生のようです。
    植物の世界の奥深さを体感できると思います。
    小学生くらいから、ワクワクしてくれると思います。

    投稿日:2017/03/18

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  • やさいの花の美しきこと

     スーパーや八百屋さんで売っている野菜に花が咲くというのはなかなか想像しにくいかもしれません。というのも、野菜によっては花が咲く前に収穫して食べてしまうことも多いからです。
     子どもたちが知らなくても恥ずかしくはありません。私なんかは還暦を過ぎても知らなかったのですから。菜園で野菜づくりを始めたのがきっかけでようやく知ったことがたくさんあります。
     例えば、ハクサイ。
     ハクサイの花は見たことがなかったのですが、ナノハナとそっくりの黄色い花をつけます。もっとも野菜づくりという点では花が咲くのは収穫の時期を逃したハクサイということになります。
     春になって菜園が黄色一色の花畑できれいにみえますが、本当はあまり感心しません。

     この絵本にはたくさんの野菜の花の写真が載っています。
     キャベツ、ハクサイ、ダイコン、オクラ、ニンジン、タマネギ、ナス、トマト、ピーマン、インゲン、キュウリなど、普段食べている野菜の花たちです。
     ここにあげたのは私が菜園で作ったことのある野菜たちだけです。
     だから、その花も自分の目でちゃんと見たものばかりです。
     そのほかにも、ゴマだとかカボチャだとかジャガイモなんかも、絵本では載っています。

     小玉スイカを今年の夏に栽培したのですが、残念ながらこの絵本ではその花の写真は載っていませんでした。でも、大丈夫。
     同じウリ科のカボチャとそっくりなのです。そういえば、キュウリもそうです。
     どうそっくりかというと、めばなの下に実そっくりのものがあります。おばなとうまく受粉すれば、それが膨らんで実になります。
     小玉スイカやカボチャは丸いふくらみ、キュウリは細長いふくらみです。

     オクラのきれいな花も載っています。
     オクラの花は朝に咲いて、昼にはもうしぼんでしまいます。なにしろ、オクラはフヨウとかハイビスカスとおなじ仲間ですから、花がきれいなのも納得できます。
     食卓に野菜が並んだら、一度どんな花が咲くのだろうかと想像してみて下さい。
     思った以上に野菜の花たちは美しいですよ。

    投稿日:2016/07/10

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