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アイヌのむかしばなし ひまなこなべ」 大人が読んだ みんなの声

アイヌのむかしばなし ひまなこなべ 作:萱野茂
絵:どい かや
出版社:あすなろ書房 あすなろ書房の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:2016年08月30日
ISBN:9784751528198
評価スコア 4.86
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  • アイヌの模様

    どいかやさんのおしゃれで優しいイラストに惹かれ、手に取りました。
    日本の先住民アイヌに伝わる昔話です。
    人間が自然によって生かされているということがよくわかる教えでした。
    伝統的なアイヌの模様がていねいに描かれていて、ずっと見ていたくなるほど素敵でした。

    投稿日:2022/05/31

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  • 分かりやすいアイヌ民話

    動物や植物、道具など、あらゆるものに魂が宿ると信じ、身のまわりのものを大切にしてきたアイヌ民族の物語。
    こなべを大切にしていた家に、何度もくまの神が訪れたことで裕福になったという物語なのですが、
    私がくまの神の立場でも、気になって何度も訪ねてしまうかもしれない理由がそこにあります。
    アイヌ民話はもっと難しいイメージがあったのですが、とても引き込まれるお話であったと同時に、
    自分自身も、もっとモノに大切に扱わなければという気持ちになりました。

    投稿日:2021/03/01

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  • アイヌの昔話

    どいかやさんの描くイラストがとても可愛くてタイトルはなんかわからずに図書館から借りてきました。アイヌの昔話ですが、アイヌの人々は、命を頂く時には、心づくしでおもてなしをして素晴らしい御礼をして感謝していただいているのだと学びました。道具も大切にして綺麗にして使うアイヌの人を見習いたいと思いました。

    投稿日:2018/12/17

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  • アイヌ文化研究者による、アイヌの昔話だけに、その世界観が体感できると思います。
    北海道の先住民族アイヌのクマ神が語ります。
    冒頭、アイヌについての解説もあり、丁寧な構成となっています。
    クマ神は、アイヌの人々からもてなされるのですが、
    ある若者の踊りが忘れられず、
    何度もアイヌの国に行くのですね。
    そしてついに突き止めた正体。
    なるほど、だから、「暇な」小鍋だったのですね。
    それにしても、どんなものにも神が宿る世界観、
    神と人相互に交流する関係性は、なんと純粋なことでしょう。
    大切に、掃除する、根底の心持ちを教えてもらいました。
    やや長いので、小学校中学年くらいからでしょうか。

    投稿日:2018/11/07

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  • 生きると言うこと

    全ページお試し読みで読ませていただきました。
    子どものころから、イオマンテの夜と言う言葉を知っていました。
    そういう題の曲があったのかと思います。
    猟師に仕留められて、毛皮や食べ物をさづけてくれるクマ神様
    何度も神の国と現世を往き来した主人公のクマ神様のお話に
    興味深く耳を傾けてしまいます。
    どいかやさんのやさしい絵は、物語を織ったタペストリーのようです。
    生き物の悲しいお話ですが、アイヌの人々の丁寧な暮らしぶりを感じました。


    投稿日:2018/05/13

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  • 大切な教え

    予備知識なしに図書館で予約していて
    忘れたころに 順番がきました。
    「ひまなこなべ」 ひらがなだと
    その意味さえ私はわかっていませんでした。
    でも実際読んでみて
    アイヌのむかしばなしで
    語り継がれた 大切な教えであることがわかり、
    どいかやさんの描かれる絵と
    アイヌ文化の研究者である
    萱野茂さんの文章で
    知識のなかった私にも
    とても大切な内容であると感動しました。
    絵本から学ばせていただきました。

    投稿日:2017/05/12

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  • 「モノを大切にしましょう」

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子21歳、女の子16歳

    作者の萱野茂さんはアイヌ文化の研究家で、
    これまでにもいくつかアイヌの舞台にした絵本を描かれていますが、今回絵の担当が「どいかや」さんであるためが、今までのアイヌの作品とはまた違った印象でした。
    アイヌの神様はもとより、アイヌ地方独特のモノの名称や言い回しなど、本土とはまた違った世界がすごく新鮮です。

    アイヌの神様が見ほれた踊りの名手の正体は⁉
    なんと、神様が訪れた家で古くから大切にされていた“こなべ”だったんです。
    つまり“付喪神”って、ことですよね。
    そしてこのアイヌの昔話の結びには「モノを大切にしましょう」でした。
    とても素朴でやさしい物語でした。

    最近は、1つのモノを長く大切に扱うということが使う少なくなりました。
    たまにはこういう昔話に触れて、自分の周りのモノを掃除したりするのもいいなと思いました。

    投稿日:2017/01/10

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  • ものを大切にする心

    アイヌの人々、くま、神様…など登場する全ての人物や動物に優しさgが現れています。
    「ものを大事に使いつづける」というアイヌの人々の姿勢と、作者のどいかやさんが普段から気にかけていらっしゃる、自然を大切にし、ものの無駄をなくすというのに重なるものがありました。
    あとがきにある、かやさんのお言葉も心に響きました。
    もっとアイヌについて知りたくなる絵本です。

    投稿日:2016/11/13

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  • 手元において

    アイヌの昔話を知らなかったので、興味深くよみました。奥深く、いろいろ考えさせられます。現代の便利な生活で、つい忘れがちな、でもとても大切なことを思いださせてくれます。
    そして、なんといっても絵が素敵で見入ってしまいました。手元において、時々読み返したくなる絵本だと思いました。

    投稿日:2016/10/08

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