「だれといっしょにいこうかな？」 大人が読んだ みんなの声

窓の外は雨。
おかあさんが言いました。「りえちゃん　でかけますよ。よういしてください」。

そこからは、赤の長靴、黄色の傘、青いレインコート…と、雨の日のおでかけの準備をします。クレヨンで描いたようなタッチ、はっきりした色使いが分かりやすく、小さな子とお話をしながら読み進むのにちょうどよいと思いました。

合間に登場する、お花やちょうちょうは…なるほど、そういうことか！とエンディングに楽しい驚きでした。

梅雨の時期、灰色の空を吹き飛ばすような明るい一冊でした。

小さい子向けおはなし会用にセレクト。
りえちゃん、雨の日のお出かけの様子。
早速準備するのですが、靴、傘、レインコートを選ぶ趣向です。
これを、「だれといっしょにいこうかな？」ととらえる感性が素敵素敵！
まあまあ、カラフルなこと。
蝶々や魚や花や恐竜もついてくるのでびっくりですが、
なあるほど。
雨の日のお出かけ、こんなにカラフルだと嬉しいです。

雨の日にも、りえちゃんのような考えならお出かけも楽しいなあと思いました。「赤い長靴には、ちょうちょさんが。黄色い傘にはいっぱいのお魚が。青いコートには、赤いお花、緑色のお花、青いお花、黄色いお花がいっぱい。ピンクの鞄には、青い恐竜。」一緒にお出かけで、呼ばれてお供するのが嬉しそうです！読んでいる私も楽しかったです！

　雨の日、女の子がおでかけ前に、長靴や傘、レインコート、かばんをいくつかの色の中から選びます。いろんな色を楽しみつつ、色の名前を覚えるのにも役立ちます。

　「・・・もいっしょについてきて」と女の子が言う度に、蝶々や魚、お花が後を追いかけます。最後は恐竜も！これはいったいどういうこと？と思ったら、それぞれについている絵柄だったのですね。だいすきな絵がついているものをたくさん身に着けて、さぁ出発です。

　小さな女の子と一緒に読みたい　可愛い絵本です。

得田之久さんの絵本です。
だけど虫などの生き物はあまり登場しません。
絵は和歌山静子さんです

登場するモノたちの色は、赤・青・黄・桃・緑・黒と単色で表現されていて印象的で見やすかったです。
また、モノの形も目で見て分かりやすいはっきりとした形をとっているので、小さなお子さんたちが見たとき、そのものについて自然に理解できそうです。

「〇〇もいっしょについてきて！」と、主人公の女の子が声をかけると、蝶やら長靴やら、花などがトコトコひらひらやってきて……。とてもかわいらしい絵本でした。
雨の日のお出かけみたいなので、梅雨の時期に特におすすめしたいです。