はじめてのクリスマス(偕成社)
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世界の国からいただきます!(徳間書店)
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僕のおばあちゃんは、友達のおばあちゃんとは違うけれど、 認知症のおばあちゃんそのものを受け入れている僕は、それでも いいんだとおばあちゃんが純粋に好きなんだと思いました。 水彩画の優しい絵も素敵に描けていました。
投稿日:2019/09/07
水彩の透明な色光が爽やかな、キャロライン画伯の絵本だ。 誰も座っていない安楽椅子、手折って持つ野の花束。 わたしと、友のおばあちゃんの左右ページバランスが何とも対照的で 気になりながらもページを繰ってゆく。 わたしの暮らしと、友の家庭がそんなに気になるのだろうか? 活動的な友の祖母が、そんなに羨ましいのだろうか? 浜辺に花を摘みにやってきたわたしが、また町に戻る後ろ姿をみて あぁ、そうかと思った。都会でもない小さな町、 人の目を気にするのだろう。 キャロライン画伯の水彩は色光ではなく、だから心色なのだろう。 何もかも忘れてしまったわたしの祖母を画くため 選び抜いた画伯ならではの心づかいなのだろう。 小説のように後説、好きではなかった。 本文それが、絵本のこころだから、心の色だから。 感謝
投稿日:2017/11/03
おばあちゃんの家を訪ねる男の子は、いろんな事を考えます。 友だちのおばあちゃんは、元気で活動的なのに、どうしてぼくのおばあちゃんは違うんだろう。 さりげない描写の中に、哀しさがちらつきます。 おばあちゃんの亡くなった友だちをもいるけれど、ぼくのおばあちゃんは生きているんだと思い直します。 おばあちゃん認知症をしっかりと受けとめようとしている、男の子の優しさが印象的でした。 冷静に認知症を考える絵本でした。 巻末の柳田邦男さんの解説を読んで、もう一度読みなおすと、作者の描きかたの巧みさに改めて感服です。
投稿日:2015/05/21
邦訳は柳田邦男さんで、原文を読んでとても気に入ったので、邦訳したと後書きに書いてありました。 柳田さんはこの絵本の楽しみ方についても後書きで書いてくださっています。 読み終えて、書かれている通りに読み進めていましたら、また新たなこの本の重しさが見えてきました。 認知症になったおばあちゃんを見舞う孫息子の移動の流れを丁寧に描いてくれていると思いました。 ちょっと重たいテーマのようですが、最後のオチまで伏線がたくさんあって楽しかったです。
投稿日:2012/10/18
水彩画の優しさがそのまま伝わってくるようなお話でした 一口に高齢化社会といっても状況は様々で、絵本に紹介される友達のおばあちゃんたちも多彩です 私の周りにもお元気で生き生きと活動されている方を多く見受けますが、この男の子のようにおそらく認知症に近い状況のご家族もあるはずです ラストに男の子がお見舞いのたびに持って行っているであろう、お花がたくさん飾られている情景が家族の愛情に感じます ご本人にもきっとその思いは通じといると信じます
投稿日:2012/02/25
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