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恐ろしい計画が秘密裏に行われていたのですね。 学校でもたしかに原爆投下で戦争が早く終わったと教わりました。 ガシェット参加された科学者はほんとうの科学者だったのでしょうか? 名前を変えたりすること自体、少し変だなと感じてしまいます。 そうしたむかしのことをきちんと整理してこれからどうしていくべきなのかを問う絵本だと感じました。 子ども、大人に関係なく真剣に向き合うべき大切な課題ですね。
投稿日:2019/02/01
何やら不穏な空気を感じさせる始まり。 でも、厳重に厳重に守られるひみつの計画。でも、最後は楽しいひみつがあらわになって終わるんだろうなと思っていましたが、そうはなりませんでした。 読み進めるうちに、ひみつの計画ってあれのことかと思い至り、そしてあとがきを読んで、これが実際に行われたことをもとに書かれたと知ってびっくり。 アメリカに住む方によってこの本が書かれたことの意義は大きいのではないのでしょうか。 子どもにとって難しい内容の本だと思いますが、世界中の子に読んで欲しいです。 読む子の年齢によって感じること、考えること、理解できることは違ってくるでしょうが、子どものうちから核について考えて、話あえるきっかけを作ってくれる本だと思います。
投稿日:2019/01/31
何かでお薦めがあり リクエストしていた絵本で 8月5日にたまたま読みました 翌日は、広島に原爆が投下された日です で、今日は、9日、長崎に投下された日です 今、また読み返しています 作ったから、使いたい 私自身も戦争を知らない世代です そんな感覚で作られた物ーとは 考えたことがありませんでした 第2次世界大戦を終わらせるためーと 教えられたような遠い記憶です 親子で作られたこの作品 画面の一部の絵と 文章は短いながら 緊張感ある文章です 「秘密」という言葉は ワクワクする一方で不安にも感じることがあります まさに、この作品は、後者です 画面いっぱいに 赤いキノコ雲が衝撃的です その後の真っ暗の画面が続くのも 普通に 何も知らされずに 普通の生活を送っていた人達は、動物達は どうなったんでしょう 改めて思うのは 原爆は日本の広島、長崎にしか落とされていないということ でも、その他にも 実験地とされた場所もあったということ 科学の進歩?と破壊について 人間の営みって何なんだろう? と、考えさせられます 著者、訳者のあとがきには ルビがふってあります 是非、読んでいただきたいです 機会をとらえて 小学高学年から 大人も一緒に読むことをお薦めします
投稿日:2018/08/09
とても凝った表紙の作りだと思いました。 最初は謎めいていて、ドキドキしながらページをめくりましたが、結果としてあまりうれしい謎ではありませんでした。 個人的に好みではありませんが、作品としての仕上がりはよいと思います。 作者の後書きのページは、この本を作った想いが書いてあるので、この本を手にした子どもたちはぜひ、ここまで読んでほしいです。 そして、原爆を作った側、落とした国の側にもこういう思いを持った人たちがいることを知ってほしいです。 小学校の高学年くらいから、中学生・高校生のお子さんたちに。 読み聞かせに使うなら、一学期の終わりころをお薦めします。
投稿日:2018/08/02
ノンフィクション絵本。ただただ事実が絵と文章でかかれているだけです。 この本の先に起きたことはだれもが知っています。それだけに、読んでいくうちに背筋のゾクゾクが増していきました。こんなふうに進められているなんて知らなかった…。 それと、原爆が話題になる時「アメリカ」とひとくくりにしてしまいますが、そうではないのですね。 子どもに伝えないといけないお話ですが、先に大人が読むのがいいでしょうね。悲劇を繰り返さないためにはまず大人が知る必要がある、そんな絵本だと思います。
投稿日:2024/05/01
原爆の恐ろしさを 原爆投下後の惨状を中心に描いている絵本はあるものの この切り口は、とても斬新です。 原爆が開発され 実験され そして、実戦で使われるまでの 秘密裏のミッションの様子が 淡々と描かれています。 最後に投下され、 作戦は成功し、 その後は・・・ ただ真っ黒なページが たくさんのことを物語ります。 すごい本です・・。 たくさんの人に読んでほしいと思う本です・・。
投稿日:2022/11/27
私はこの本のタイトルを見た時、いったいどんな計画だろうかとひじょうに気になりました。だからこの本はとても関心がありました。これは何よりも戦争について、しっかり考えさせてくれます。私は戦争を知らない世代ですが、戦争についてはひじょうに関心があります。この本は原子爆弾の開発について書かれていますが、あらためて戦争の問題は実に奥深いと思います。これは何度も読みたくなる本です。
投稿日:2022/08/04
『THE SECRET PROJECT』が原題。 アメリカによる原子爆弾の開発のエピソードです。 ニューメキシコ州の辺ぴな砂漠地帯に、 私立学校を立ち退きさせてできた研究施設。 何重にも秘密裏に行われた様子が描かれています。 なぞの科学者たちの存在、粛々と進んでいった実験。 その先には、広島と長崎が存在します。 最後の漆黒のページが重いです。 小学校高学年くらいから、この事実を受け止めたいですね。
投稿日:2020/09/19
原爆に関する子ども向けの本は何冊か読みました。 その多くが、原爆を落とされた広島や長崎の市井の人々の悲劇を描いたものでした。 どれもこれも涙なしには読めず、それはもう胸が痛みました。 原爆は絶対にいけないと強く思うものばかりでした。 この本は、アメリカで原爆を作った科学者の話でした。 こんなふうに作られたのだなと知ることができた。 挿絵も文章にも、恐ろしく嫌な空気を感じます。 知らなかったことを知れた。 知ってよかったとは思う。 でも、原爆は絶対いけないんだ!という気持ちになるのは、 子どもにストレートに伝わるのは、 やはり被害にあった人々を描いた本。 息子には、先にそういう本を読ませたい。 この本は、そのあとでいい。 知識として読む本かなと思う。
投稿日:2019/10/02
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