新刊
きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

せかいは ふしぎで できている! 」 大人が読んだ みんなの声

せかいは ふしぎで できている! 作:アンドレア・ベイティー
絵:デイヴィッド・ロバーツ
訳:かとう りつこ
出版社:絵本塾出版
税込価格:\1,540
発行日:2018年08月29日
ISBN:9784864841351
評価スコア 4.52
評価ランキング 7,370
みんなの声 総数 24
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  • 大人たちに向けての絵本かも

    科学者の子ども時代は、みんなこんな感じなのでしょうか?
    主人公のエイダは、ほんの赤ちゃんの頃から頭の中で世界を探検し、色々なことに疑問をもっていました。
    どうして?
    どうやって?
    いつ?
    そしてそれらの疑問を解消するため、試したり調べたりしていたのです。

    本当でしょうか?
    この絵本では、そうだと言っています。

    だとしたら、周りの大人は責任重大です。
    否定ではなく肯定を、邪魔ではなくサポートを。
    そういう考えに立つと、この絵本は、そのような子どもたちのそばにいる大人たちに向けての絵本かもしれません。

    投稿日:2021/11/08

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    3
  • 教育の在り方に一石を投じる絵本

    「なぜ?」、「どうして?」と疑問を持つことは大切なことだと大人は知っている。けれども、実際にそれを口にする子どもがいると、大人は自分が答えられなかったり、面倒くさくなってしまい、エイダの両親のように「いい加減にしなさい」と言ってしまう。そうすることは、子どもの好奇心や可能性の芽を摘んでしまうことだとわかっていても、日常の雑事に追われる大人には余裕がない。
    加えて、明治維新後の世界情勢のなかで構築された日本の教育制度は、エイダのような「なぜ?」、「どうして?」と疑問を持つ子どもを駆逐する。子どもは、黒板を見て先生の言うことを理解し、言われたことを正確に遂行することが求められる。このような教育の在り方は、エイダのような特異な才能を持った子どもを異端として扱い、その能力を開花させることはできない。
    教師、教育行政担当者、親など、子どもに関わるすべての大人は、昨今の閉塞的で停滞した日本社会を良くするためにも、エイダの両親を見習うべきなのだろう。
    日本及び日本人の教育に対する姿勢に一石を投じる絵本だったと思う。

    投稿日:2021/12/01

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    2
  • 疑問を持つこと、追求すること

    二人の科学者をモデルにした作品だそうですが、この絵本は不思議に満ちています。
    二人とも発語が遅かったの?
    ビハインドを持つことと、何にでも興味を持つことは、連動していないように思えます。
    何事にも関心を持って、探究すること自体は間違っていないけれど、無鉄砲さとイコールではないように思いました。
    こんな考えを持っていると、挫折するのかな。
    お話が極端過ぎるので、少し疑問を持ちました。

    投稿日:2021/07/24

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    2
  • 子どもたちが好きなアニメの原作?

    • じゃすさん
    • 30代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子4歳

    同じタイトルのアニメがあります。少し大きくなったエルダが友人2人と色々な問題について考え、工夫や発明をして解決していくアニメで子どもたちが大好きです。
    エルダの小さな頃が知れる!とワクワクして読みました。話しても話さなくても子どもはいろいろなことを吸収し、思考し、工夫して解決したり、実験して確認したり、なぜなぜ??と好奇心の塊で世界と向き合ったり…そんな贅沢な時間の使い方が最近できているかな、と親としての自分を振り返りました。

    投稿日:2021/12/07

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    1
  • 好奇心は・・・

    子供のなぜ?どうして?攻撃は世界に対する第一歩ですが、エイダはその範囲がかなりぶっ飛んでいて、「好奇心は猫をも殺す」を地で行くような展開にちょっと面食らいました。
    絵はスタイリッシュで色使いが素敵です。
    エイダほどではないですが好奇心いっぱいのこどもたちの疑問にはできるかぎり答えたいです。

    投稿日:2021/12/08

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    0
  • 親のための本

    主人公の行動は、常識的な大人から見るとぶっ飛んでいて、もしこの子が我が子だったら…と想像すると冷や汗をかいてしまいそう。
    けれども、多かれ少なかれ、子供は誰もがエイダのような好奇心を持ち合わせているもの。
    その好奇心を肯定し、寄り添ってあげられる親になりたいと思いました。
    また、育てづらいとされる子を持つ親は、この本を読むことで「我が子は才能の塊なんだ!」と勇気づけられるのではないでしょうか。

    投稿日:2021/12/08

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  • 子供の何故に真剣に向き合うことの重要さ

    子供の「なぜ?」って、大人からするとしょうもないものや、上手く答えられないものや本当に様々ですよね。それに質問は尽きないから段々と面倒になっちゃって、誤魔化したり黙らせちゃうこともあると思うし、私はちゃんと向き合わなかったなーと思います。
    でも、本当はちゃんと子どもに向き合ってサポートしてあげることが大切なんですよね。
    それが出来た絵本の両親は凄い。友達は良い影響をたくさん受けて育ちそう。
    子どもとしっかり向き合うことの大切さを感じる本でした。

    投稿日:2021/12/07

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  • 小さな科学者さん

    初めの場面を見て読んだときは、エイダちゃんは危ないところにいるな、パパとママが心配になるの解るなと思いながら私もハラハラしてしまいました。小さい子はどうしてそっちに行くのだろうと不思議な行動を結構しますよね。小さい頃のことはそんなに覚えていないのですが、私はいろいろなものや動物に対して、どうしてこうなんだろうと疑問に思って誰かに質問したことはそんなにありませんでした。なので、エイダちゃんは3才にして広い視野を持っていて、どうしてといろいろなことの質問出来るのは本当に頭の良い小さな科学者さんだなと思いました。エイダちゃんの質問のところを読んで、私もあれ、どうしてかなと思い始めております。マス目の上で絵や文字が描かれ、おもしろい絵本です。

    投稿日:2021/12/03

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  • すぐ手に取れるところに置いておきたい

    • もけこさん
    • 40代
    • ママ
    • 福岡県
    • 男の子16歳、男の子12歳、男の子2歳

    好奇心いっぱいのエイダ。
    なぜ?どうして?
    この好奇心が探究心を育んでいく様子に笑みがこぼれます。
    親としてはもちろんこどもの好奇心、探究心がぐんぐんのびるよう関わりたいものですが、付き合いきれてない時が度々あります。
    こどもたちがエイダのようにキラキラとした目で過ごすように関わりたいものだなあと思いました。

    投稿日:2021/11/30

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  • 周りの大人も素晴らしい

    同じ作者コンビの作品、『ちいさなこえがみらいをかえる』が良かったので、こちらの本も読みたいと思いました。キュートなイラストも楽しいシリーズです。
    3歳まで喋らなかったエイダが、喋り出した途端に「どうして?」「なにが?」「どんなふうに?」「いつ?」と、探究心が止まりません。
    発語が遅いというエピソードを聞いてアインシュタインを思い出しました。
    不思議を自ら解明しようとするエネルギーは凄まじいです。
    その欲求を潰すことなく認めたお父さんとお母さんにも素晴らしいなと思いました。

    投稿日:2021/12/02

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