話題
ちょうおもしろい

ちょうおもしろい(フレーベル館)

超おもしろい、腸の世界を探検しよう!

  • 笑える
  • 学べる
話題
かむもかまぬも神だのみ めちゃヘンな早口ことば

かむもかまぬも神だのみ めちゃヘンな早口ことば(小学館集英社プロダクション)

これ、言える? 言えたらヒーロー! みんなで遊べる! 一瞬で噛んじゃうヘンテコ早口ことば!

  • 笑える
  • 盛り上がる
  • ためしよみ

ふゆのはなさいた」 大人が読んだ みんなの声

ふゆのはなさいた 文:安東 みきえ
絵:吉田 尚令
出版社:アリス館 アリス館の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2019年11月22日
ISBN:9784752009092
評価スコア 4.59
評価ランキング 5,359
みんなの声 総数 28
  • この絵本のレビューを書く

大人が読んだ みんなの声から

みんなの声一覧へ

並び替え

15件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 2 次の10件 最後のページ
  •  「冬枯(ふゆがれ)」は、俳句の冬の季語。「冬が深まり木や草が枯れはて、野山が枯一色となって蕭条たる光景」と『歳時記』にあります。
     「鳥うせて烟のごとく木の枯るる」(富澤赤黄男)のように、植物だけでなく動物たちの姿も消えるさまを詠んだ句もあれば、そんな中にも命の営みを詠んだ「枯れきつて育む命ありにけり」(西宮舞)といった句もあります。
     安東みきえさんのこの絵本は、まさにこの二つの句が合わさったような作品です。
     冬枯れだからこそ、見事に咲く花(どんな花でしょうか)を堪能できる、そんな絵本です。

     登場するのは、初めての冬を迎えたこねずみです。
     池のそばで泣いています。と、池から顔を出したのは一匹の金魚。
     「なくのはきらい」と、こねずみに声をかけます。
     こねずみは金魚に泣いている訳を話します。
     せっかく友だちになったつばめやヤマネが冬になっていなくなって「ひとりぼっち」になったと泣いていたのです。
     そして、「花も咲いていないから」とまた泣くのです。
     金魚は自分が友だちになると約束します。
     金魚もまた最近この池に捨てられて、仲間たちとなかなかなじめなかったのです。
     次の朝、雪が降りました。
     白い花のような雪を見て、こねずみは大喜び。さっそく友だちになった池の金魚に会いにいきますが、池は一面凍っていて、金魚 に会えません。
     池の中からこねずみのことを見ていた金魚も焦ります。
     その時です。池の中でひとりぼっちだと思っていた金魚の仲間たちが集まってきます。

     吉田尚令さんの見事な絵に、きっとあなたも心打たれるでしょう。

    投稿日:2021/01/24

    参考になりました
    感謝
    1
  • ドラマチックな絵本

    自分が一人ぼっちだと勘違いして泣いているネズミに、物知りな金魚が自然の摂理を教えてあげます。
    ツバメは寒くなると南の国へ行く事や、動物の中には冬眠をするものがいる事を、読者の小さい子供達にも教え、ネズミと金魚が仲良くなりハッピーエンドを迎える話なのね、と思っていたのですが、そこから先のドラマチックな展開は完全に予想外で驚きました。
    氷の下にいる金魚に気づかず泣いているネズミと、必死で自分の存在を伝えようとする金魚。もどかしくて、私も手を貸してあげたくなります。
    冬の花が咲いた場面は、美しくて思わずほぉっとため息が出ました。

    投稿日:2020/12/07

    参考になりました
    感謝
    0
  • 美しい冬の花

    あまり色を多く使わない絵本。秋冬らしい色味で味があります。
    最後に、美しい冬の花を咲かせるシーンで赤が映えてとても綺麗でした。ねずみも金魚もよかったね。
    ねずみと金魚のやりとりもほっこりと可愛らしくて、とっても素敵でした。

    投稿日:2020/12/07

    参考になりました
    感謝
    0
  • 優しい花

    「ふゆのはなさいた」 なんて素敵なタイトルでしょう。
    どんな花が咲いたのだろうと思って読み始めると…。
    世界中何処を探しても、こんなに綺麗で優しい花は見ることができませんね。
    ねずみくんの心に届けと、金魚さんが一生懸命咲かせた大輪の花。
    凍てつく冬の寂しさも一瞬で溶かす、温かで優しい花。
    ねずみくん良かったね。もう泣かないで過ごせるね。
    春が来たら、今度はねずみくんが、笑顔の花をたくさん咲かせて、
    友達を迎えてくださいね!
    絵もお話も温かくて、とても素敵な絵本です。

    投稿日:2020/12/05

    参考になりました
    感謝
    0
  • 心を通わせる

    タイトルの「ふゆのはな」が気になって、手に取りました。
    自信のないねずみと、物知りの金魚。
    住むところも性格も違う二人が、だんだんと心を通わせ、友達になっていきます。
    2人の心の中が、画面に見えてくるようでした。
    優しい気持ちを感じ、心が温かくなります。
    冬のお話会での読み聞かせにも良さそうかなと思いました。

    投稿日:2020/12/03

    参考になりました
    感謝
    0
  • 心動かされました

    人はどこかしら孤独感を感じてると思うのです。
    ねずみがいろんな動物と仲良くなっても
    目の前からいなくなると、とても心配になりますよね。
    これは人間関係にもあるのではないかと思いました。
    真実は見えない所にあると気づかされました。
    とてもいい絵本だと思います。
    絵のタッチや色も綺麗でした。

    投稿日:2020/12/02

    参考になりました
    感謝
    0
  • 冬の花って

    一体どんな花が咲いたんだろう?
    とても心ひかれるタイトルです。

    冬になるとツバメは暖かい所へ飛んで行き、ヤマネは長い冬眠に入ります。咲いていた花は枯れ、一年で一番寒い季節。
    そんな中、たった一人で初めての冬を迎えたこねずみが、同じく友だちのいない金魚と仲良くなります。
    でもまた池の厚い氷がそんな二人の仲を阻んでしまい・・

    ひとりぼっちだと思っていた金魚にも、本当はたくさんの仲間がいました。
    自分から殻に閉じこもらないで周りを見てみると、友だちって案外近くにいるのかもしれません。

    こねずみくんも、金魚さんたちが咲かせてくれた冬の赤い大きな花を見ることが出来て、きっと心は春が来たように暖かくなったことでしょう。

    冬の景色の白と、金魚の花の赤がとても美しい絵本です。
    冬の寒い日に読んでも、心がポッと温かくなる1冊ですね^^

    投稿日:2020/12/02

    参考になりました
    感謝
    0
  • 冬の花とは?

    とても美しい絵本だと思います。
    「不思議の国のアリス」や、「人魚姫」を連想させるところもあって。
    勘違いやの泣き虫のこねずみと、物知りの捨てられたばかりの金魚の友情が、雪で壊れなくて良かったです。
    金魚はこれから、他の金魚たちとも上手くやっていけそうですし。
    声をかけてみるって勇気がいることだけど、とても大事なんだな。大切な物を育むんだな。タイトルの「ふゆのはな」って、本当は金魚たちの群れのことを指すんじゃないかな?って、私には思えました。

    投稿日:2020/11/30

    参考になりました
    感謝
    0
  • ひとりぼっちじゃないよ

    • ピーホーさん
    • 30代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子3歳、女の子1歳

    友達は、みな冬を越すためにねずみくんの前からいなくなっていきます。ひとりぼっちになってしまったと涙を流すねずみくん。
    そんなねずみくんと、仲間となかなか馴染めずにいた金魚が出会い、仲良くなります。
    しかし、池にはった厚い氷が二人の中を阻みます。
    またひとりぼっちになったねずみが涙を流し、それを氷の下から見た金魚も涙を流します。
    冬は、淋しい季節に感じますが、静かさの中にとても美しい情景を見せてくれます。
    ひとりぼっちだと思い込んでいた金魚が、ねずみくんのために、仲間と協力してつくる氷の下の花がとても美しく、目に浮かんでくるようでした。
    ねずみくんと仲間たちがまた再開する春が、待ち遠しくなりました。

    投稿日:2020/11/30

    参考になりました
    感謝
    0
  • 実は私もねずみなのかも。

    泣き虫なねずみと、金魚の物語。
    ある日、友達がいなくなった、と泣くねずみの元に、金魚が現れます。
    話を聞いたら、友達はいなくなったのではなく、冬ごもりだったり事情があっただけで、ねずみの勘違いであったことに気付きます。
    そして、金魚もまた実は一人だったので、初めての友達が出来てとても嬉しかったのです。
    雪が降った日、ねずみくんが池に来ると、金魚がいないので、また友達がいなくなってしまったと泣き出してしまいます。
    しかし、池が凍っていて出られないだけだったのです。何とかそれを伝えたくてもどうしようもできずに泣き出してしまった金魚のところへ現れたのは、金魚の仲間。金魚も勘違いしていただけで、実はみんなは仲間だと思っていたのです。
    事情を話し、金魚が集まって、池に咲いた赤い花が本当に綺麗でした。
    自分が一人で勘違いしているだけで、実は違うんだよということが、沢山あるのかもしれないなと思いました。
    ただ、それを分かるには実際には勇気が必要な場面が多いように思います。その辺りが描かれていたら、もっと良かったなと感じました。

    投稿日:2020/11/29

    参考になりました
    感謝
    0

件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 2 次の10件 最後のページ

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

「ふゆのはなさいた」にみんなの声を投稿された方は、こんな絵本にも投稿しています

きんぎょがにげた / しろくまちゃんのほっとけーき / いないいないばあ / ぐりとぐら / はらぺこあおむし / だるまさんが / もこ もこもこ / がたん ごとん がたん ごとん / おつきさまこんばんは / じゃあじゃあびりびり

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



児童書出版社さん、周年おめでとう! 記念連載

みんなの声(28人)

絵本の評価(4.59)

何歳のお子さんに読んだ?


全ページためしよみ
年齢別絵本セット