お客様の夢を買って飴に変え、それを売る「ゆめぎんこう」。
そんな夢あふれる素敵なお話です。
空を飛ぶ夢、虹色の滑り台の夢・・そんな楽しい夢がおさまった色とりどりの綺麗な飴の入った瓶が棚に沢山並べられています。
どの夢にしようか、ウキウキ迷っちゃいそうですね。
夢の買い取りも、バクに食べてもらうなんて夢があります!
おじいさんの夢はどれも素敵でしたが、おじいさんの見たかった夢は飴にすることが出来ませんでした。
それでもぺんぺんが描いた絵に涙するおじいさん。
ゆめぎんこうはその人にとって大切な思い出も見せてくれるのですね。
私も時々夢を見ますが、大抵どうでもいい内容の夢ばかり。
もしゆめぎんこうがあるなら、亡くなった母に会いたいな。
コンドウアキさんの可愛らしく優しい色遣いのイラストと、楽しくもホロッとさせられるお話に温かい気持ちになれました。