家庭菜園を始めて、今年(2023年)で9年めになります。
夏野菜の栽培に欠かせないのが、トマトです。
トマトは実の大きさで、大玉トマト、中玉トマト、ミニトマトと分かれますが、
これまでその全部を育ててきました。
どのトマトもそうですが、栽培は苗から始めてきました。
なので、荒井真紀さんの『トマト』という絵本を開いて、
種から(この絵本には実物大の種も描かれています)育てているのを見て、
感心しました。
時々、畑のすみっこで一年前に実からこぼれ落ちたのでしょう、
種から芽を出したトマトを見かけることもあるので育つことは知っていましたが、
実際に栽培したい時は苗からの方がやりやすいでしょう。
この絵本ではトマトの花がどんなふうに咲いて、
その中の様子も、荒井さんの細かくて丁寧な絵で表現されています。
もし実際にトマトを育てているなら、
この絵本を持ってじっくり観察すると面白いでしょう。
荒井さんの素晴らしいのはそれだけではありません。
収穫したトマトから種を全部取り出してみるほどの観察好きなのです。
ちなみに、荒井さんが取り出した種は、272個だったそうです。
トマトにはたくさんの種類があって、おしまいにそれらも
名前とともに描かれています。
「ももたろう」とか「アイコ」なんかは有名です。
園芸店に行けば、たくさんの種類のトマトの苗が売られています。
それらの苗がどんな実をつけるのか、
この絵本で確かめることもできます。