「みにくいむすめ」 大人が読んだ みんなの声

表紙と裏表紙の絵は怖いのですが、「みにくいむすめ」のタイトル

に惹かれて図書館から借りてきました。

インディアンのアルゴンキン族に伝わる、美しい、ふしぎなシンデ

レラ物語とありました。

上のねえさん二人にいじめられてばかりいる醜い娘が、みんなの

憧れの見えない人と結婚して幸せになったお話でした。

”みえない人の姉が、人を見る時は、その人の目をまっすぐにみ

つめるのです。そうすれば、その人の心のなかが、なにもかも

すっかりわかるのでした。”が、とても心に残りました。わからない

までにしても。やっぱり人の目をみて話すのは、とても大切なこと

だと思いました。

正面から見るのをためらってしまいそうになるほどの
痛々しい少女が描かれた表紙に思わず手を伸ばした絵本です。

インディアンのアルゴンキン族に伝わる
シンデレラストーリーだそうです。
２人のお姉さんの仕打ちで　ひどい火傷を負ってしまった少女が
導かれるように幸せへと近づいていくお話です。
善と悪とのコントラストがはっきりとしているので
この昔話や作者が何を伝えたかったのかが　
子どもにもよく理解できそうだと感じました。
自然の中に神様は居る
…そんな風に思わせてくれるような力強い絵も素敵でした。

表紙とタイトルから、かなりかわいそうなお話なのでは、と不安を感じていましたが、読んでみると、インディアンの一族のシンデレラ・ストーリーでした。

本当の美しさとは、外面をきれいに着飾ることではないことをあらためて教えてくれる本です。
相手の目をまっすぐにみつめ、心の中の美しさを判断する女の人が登場します。外見にとらわれることなく、内面を見抜くことができるなんて、すばらしいと思いました。こんな女性になりたいものです。

小学生くらいからであれば、読んで理解できると思います。