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かしこいモリー」 大人が読んだ みんなの声

かしこいモリー 作:ウォルター・デ・ラ・メア
絵:エロール・ル・カイン
訳:中川 千尋
出版社:ほるぷ出版 ほるぷ出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2009年10月
ISBN:9784593505142
評価スコア 4.45
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みんなの声 総数 10
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  • イギリスに古くから伝わる昔話

    イギリスに古くから伝わる昔話です。

    確かにモリーは、賢いに違いないのですが、勇気と行動力が

    あったと感心しました。王さまは、モリーが大食いの大男に

    食べられてしまうことは、考えなかったんでしょうか?

    モリーなら、きっとやり遂げると考えていたとは思いますが、

    剣や金貨の財布と指輪は、王さまのものだったのでしょうか?

    王さまのものだったら、話は別ですが、大男のものだったら、

    盗んだことになるなあと思いました。

    貧しい木こりの末の三人の娘たちが、幸せを掴んだお話なの

    で素直に喜んではいるのですが、ちょっと大男の家族が

    可愛そうにも思いました。

    投稿日:2019/06/22

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  • 挿絵が好き

    エロール・ル・カインが好きで買ってみました。
    やっぱり絵が美しい。風景も、ドレスの模様もすっごく手が込んでいて大好きです。
    イギリスの昔話だけど、賢さが身を助けるのはどの国でも共通みたい。
    表紙を見て購入したけれど、内容も満足。大きくなったら、娘と一緒に読みたいです。

    投稿日:2011/09/21

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  • もっと大型で見たかった。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子15歳、女の子11歳

    邦訳をされた中川千尋さんが後書きで紹介している「おはなしのろうそく」に収録されている昔話を先にお話会で聞いていたので、
    エロール・ル・カインの絵はとっても素敵で魅力的でしたが、
    文章は耳で聞いたジェイコブズの再話の方がドキドキしました。

    モリ―の《かしこさ》、昔話特有の物事を3回繰り返す展開も残念ながらウォルター・デ・ラ・メアより、ジェイコブズの再話の方が分かりやすかった気がするのは、気のせいでしょうか?

    けれども、この絵本の「かしこいモリ―」は絵本としてあますとこなく楽しく描かれているのも間違いなく、絵を見ながら楽しむ作品としての完成度は高いです。
    しいいえば、これだけ細かく美しく描かれているエロール・ル・カインの作画絵本なのだから、もっと大型のタイプとして発行してほしかったです。

    投稿日:2011/04/25

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  • かしこいモリーのお話は ストーリーテリングで聞いて知っていました

    この絵本は エロール・ル・カインの絵が独特で右のページの影絵もなかなか効果的で、きれいで また おもしろい表現の仕方が魅力的でした!

    大男やおあかみさん 娘の顔がなにかしら ユニークで笑えてきます

    アニメを見ているようでもありました

    おはなしのおもしろさは モリーのかしこさでお姉さんたちも王子と結婚して幸せになったという ハッピーエンドのイギリスの昔話ですが

    絵本よりも お話で想像する方が おもしろと思いました

    絵本だけを 初めて見た人は それなりに 絵のおもしろさ お話のおもしろさが 味わえると思います

    私としては 絵本よりストーリーテリングの方が魅力的でした!

    でも 絵本は絵本の良さがあります

    エロール・ル・カインの絵を楽しんでみてください

    投稿日:2011/03/08

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  • なぜ「かしこい」と言われるのか

    • はしのさん
    • 40代
    • パパ
    • 神奈川県
    • 男の子15歳、女の子13歳

    『おはなしのろうそく1』(東京子ども図書館編)に収録されている、おなじみのお話です。

    素話が良いのか、絵本が良いのかと比較されることもあるかもしれませんが、再話した人も訳した人も違うということもあり、どちらも楽しむのが良いと思います。

    この絵本のおもしろいところは、左側のページには、一面に精細で色あざやかな、どこかユーモラスな絵が描かれており、テキストが書かれている右ページの右下には影絵のような絵が添えられています。この影絵のおかげで、残酷だったり、怖ろしかったりする場面が、読者の想像に委ねられています。

    少し納得がいかないのが、モリーが危険を冒して、王さまとの約束を果たしたにもかかわらず、その褒美である結婚する王子さまが、なんとなくさえないのです。王子さまといえば、かっこいいものと相場が決まっているのに、なぜ「かしこいモリー」は二人の姉たちとともにさえない王子さまと結婚したのでしょう。

    大男の家から物を盗んでくるときに使った「かしこさ」よりも、王子さまの見た目なんかより、姉妹そろって、しあわせに生活することを選択したことが、実は「かしこいモリー」とよばれる由縁なのかもしれませんね。

    投稿日:2010/06/26

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