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耳慣れない「ミンケパットさん」というタイトルの一部に興味をひかれて、よんでみました。ミンケパットさんがピアノをとおして、小鳥たち親しくなっていく過程にやさしい気持ちになります。そして、お話にぴったりのウィルコンのやさしい絵がとても素敵でした。
投稿日:2022/02/05
鳥のさえずりを奏でるピアノ演奏ってどんな音色なのでしょうか。人には騒音にしか聞こえない音で、ミンケパットさんは鳥たちと友だちになりました。 とても素敵なお話です。 町の人たちからも理解されるようになって、良かったですね。
投稿日:2019/10/08
絵がとっても淡い色を大切に描いている優しい色合いの絵本でした。 何と作者はこの本がデビュー作で女性。ということしかわかっていないようです。 絵はポーランド人のヨゼフ・ウィルコンさん。 そしてこの絵本は1965年に一度「ミンケパットさんと小鳥たち」というタイトルで一度日本で出版されていました。 この絵本の紹介は「安曇野ちひろ美術館館長」である松本猛さんが書かれています。 そして、この美術館にはウィルコンさんの絵がたくさん所蔵されているそうです。いわさきちひろさんは、ウィルコンさんの絵が好きだったようです。 何となく「いわさきちひろ」さんと絵のタッチが似てます。惹かれ合うものがあるのかもしれません。 この作品は音楽に携わっている人には特に伝わってくるものがあるかもしれません。 鳥好きの人、音楽を聴くのが好きな人、演奏するのが好きな人などにもお薦めな作品です。子どもたちに読むなら小学校の高学年以上のお子さんたちに。
投稿日:2012/05/15
いつも一人の男の人が、小鳥たちのお世話をしていくうちに 小鳥たちのことが分かるようになります。 そして小鳥たちのさえずりを ピアノに歌わせることができるようになります。 けれど、近所の人にはミンケパットさんのピアノは騒音でしかなく、 人間の友達はひとりもいませんでした。 寒い冬の森で小鳥のえさがなくならないよう見て回り、 やがて来る巣作りの春のために、藁の準備をしている彼に 優しさを感じました。 周りの人々にどんなに変な目でみられても、 自分を曲げず、小鳥とピアノの音楽会をやめない彼に強さを感じました。 ある問題を解決したことがきっかけで お話の最後にはみんなに認められ、尊敬されるようになります。 めでたしめでたしの終りで良かったです。 にじんだ絵の具が小鳥のフワフワを感じさせます。 落ち着いた色の絵で癒される絵本です。
投稿日:2010/02/05
人間の友だちがいないミンケパットさん。 ピアノを弾いていたら、小鳥たちが集まってきます。 小鳥のさえずりがメロディーがわかるようになり、ピアノを弾いて小鳥のさえずりと一緒に音楽会をしていました。 ミンケパットさんは、小鳥たちを大事に思っているのが伝わってきます。 人間からは理解されなくても、ミンケパットさんは幸せなのでしょう。 しかし、ミンケパットさんが周りの人々から理解される事件が起きます。 ようやく、ミンケパットさんは自分の居場所を見つけたのかも知れません。 絵が落ち着いた色合いで、温かみがあります。 読み終わってほっとする絵本です。
投稿日:2009/06/26
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