「ゆめをうる」というテーマが面白いと思って読んでみました。
子どもたちから抜け出したゆめを集めて動物たちに売るのがふくろうの
仕事。
きれいにお店に並べて、ゆめの内容がわかるふだをつけておきます。
わなにかかって眠れないきつねのおかあさんには「おいしいてんぷらの
ゆめ」。
てんぷらやのおじさんがあげていたのはねずみのてんぷら。
きつねのおかあさんはぺろりとたべますが、もともと夢を見た男の子は
「いやだあー!」
へびにのまれそうになったうさぎのぼうやには「ちょうちょとあそんだ
ゆめ」。
ちょうちょを追いかけてお城に行くとちょうちょはお姫様に。
眠ってしまってふと気がつくと、巨大けむしの背中に乗っていた!
でもふくろうのアドバイスで、途中でおかあさんうさぎが起こしてくれ
て、楽しいところだけみて眠るこうさぎ。
もとの夢は何か変(夢ってそんなもの)だけど、ふくろうがみつくろっ
てくれると、動物たちにはぴったり。
みたい夢を自由にみれるなんて、うらやましい!
それにしても、ふくろうが集めるのは、子どものゆめだけなんですね。