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春の訪れと同時に、地上に出た熊の母子。 子供の熊たちは見るものすべてが珍しく、楽しそうに駆け回ります。 なんでも見て、真似て、覚えていく。それをじっと見守る母熊。 その姿は貫録があります。人間は、ついつい手出し口出ししてしまいますもんね。この絵本の中の母熊から、母親のあるべき姿を教えてもらった気がします。
投稿日:2012/05/22
春が楽しくて仕方ないこぐまたち。確かにそうかもしれませんね。子供たちも寒い冬より暖かくなり虫がいて、お花があって、という春の方が表情が違いますよね。この本を読むと母親のあるべき姿というのを考えさせられてしまいました。じっと何も言わず見守ることも大切なのかも。
投稿日:2024/05/29
題名に躍動感があり、思わず手に取りました。 冬ごもり中の穴の中で生まれたこぐまたちの様子を描いてあります。 主軸は、母ぐまと二匹のこぐまたちのエピソードですが、 まさしく子育て中のあるあるみたいで共感できました。 キツネやウサギなどの様子をまねるこぐまたちが愛らしいです。 まさに、学び。 母ぐまのまなざしも感じられます。 印象的な春の蝶がそっと見守っているようですね。 雪解けの光景も、素敵なエピソードです。 小学生くらいから、版画が描き出す、生き物たちの世界、感じてほしいです。
投稿日:2020/05/07
冬ごもりの穴から、はじめてわが子を外に連れ出した母ぐま。 元気に飛び回る子供たちに、目を細めながらも あたりをいつも警戒しているようすも感じます。 人間の子供たちも、見たもの聞いたものを吸収するのは驚くべき速さですが、こぐまたちが、見た生き物を、まねるようすは、生き生きとしてなんて可愛らしいのでしょう。 春がやってきたことを知らせるふきのとうや、 あちこちに見えるどうぶつたち。 クマの母子の愛情を強く感じました。
投稿日:2016/11/13
冬ごもりの穴から地上にはじめて出た2ひきのこぐま達のお話です。 春のちょう,はくちょう,きつね,しか,うさぎ,りす,を見て真似するこぐま達の姿が可愛らしく描かれていました。 人間と同じで,自然界のくまも母親から世の中を見て生き方を学んでいくのですね。 春に読みたい素敵な絵本でした!! 手島圭三郎さんの版画に脱帽です!
投稿日:2015/10/19
手島作品が気になって 次々(^^ゞ図書館から 借りてきて じ〜っくり読んでいます くまの親子 あかあさんと2匹のこぐまの 初めての春 冬の間 狭くって 体ももてあまし気味だったんでしょうね おっぱいだけじゃ足りないくらい 大きくなったんだね 見るもの、触れるものすべて初めてだと こんなにうきうきするんでしょうね 真似をするのが とてもおもしろいし 版画だからこその味わいも 加わり 躍動感が素晴らしいです 母熊の寄り添い、見守り 教えられますね もうすぐ春・・・ 今の季節に読みたい絵本です
投稿日:2014/03/13
どの絵本でも、圧倒的な存在感を放つ「くま」。 この絵本では、その存在がより一層光っています。 豊かな色彩の画面に描かれた、 二匹のこぐまと、その母ぐま。 初めて見る世界に驚きと刺激を感じ、夢中ではしゃぐ姿は 人間の子どもと同じなのだなと思いました。 野生動物の見たことのない姿を こっそりと覗いているような気持ちになりました。
投稿日:2014/01/21
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