「アナベルとふしぎな けいと」 大人が読んだ みんなの声

毛糸がいくら編んでも無くならないことはもちろんですが、アナベルの編み物のスピードと技術が驚きでした。
それも、不思議な毛糸の魔法の力なのでしょう。
最後の方で、王子が箱を手にするあたりから文章が少なくなり、絵の情報でストーリーが続きます。
その場面にかえって、ぐっとひきつけられました。
幸せという結末ですが、アナベルも他の登場人物も微妙な表情で、どこかクールな印象も感じるお話でした。

ジョン・クラッセンの絵だったので、よんでみました。あんでもあんでもなくならない不思議な毛糸に、それを、みんなのために、あむアナベルのやさしさ。よみおわると、毛糸というモチーフとあいまって、ぬくぬくとあたたかな気持ちになりました。

ず〜〜〜っと読みたいと思っていた作品です。
「でんごんでーす」のバーネットさんと「どこいったん」のグラッセンさんの絵というコラボです。

アナベルの拾った箱。
可愛らしい大きさです。
中には毛糸が入っていて、自分のセーターを編み、まだ毛糸が残っていたので、犬のマースのセーターも編みました。

それでも毛糸は残っていた。
というところで、小さい箱なのにたくさん毛糸が入っているんだなぁ〜と思って読み進めると、・・・・・・。

まあ〜、編むわ編むわ、編んで編んで、町の景色が変わるほどセーターを編みます。
建物が、セーターを着ている様子も綺麗です。

ところが、この毛糸の入っている箱を売ってほしいと現れたオシャレで有名な海の向こうの王子が、アナベルに固く断られると、・・・・・・。

自分のことだけを考えている王子には、決して毛糸が取り出せないんだと思いました。

アナベルのように、みんなのために、という優しい心の持ち主に毛糸の箱は、自然に近づいて行くんでしょうねぇ〜。

アナベルという女の子と編んでも編んでもなくならない不思議な毛糸のお話です。
絵本の醍醐味とも言えるお話です！
大きな事件が起きることもなくシンプルにお話は進んでいきますが，温かみを感じるお話で，とても素敵な絵本でした。
この箱，一体何だったのでしょうね☆それは読み手の想い次第ですね。

私も見てみたい〜。モノも持ち主を選びます。この王子は、この毛糸を手に入れたらどうするつもりだったんだろうか？セーターが着たかったのなら、アナベルに編んでもらえばよかったのにね！大人女子にオススメの絵本です！

　モノクロの街を、一人の女の子が毛糸で変えていくお話です。
　やさしい色合いの毛糸で、どんなものでも編んでしまうアナベル。車まで編んでしまうのには、びっくりしましたが、楽しいなと思いました。
　
　「どこいったん」のシュールさとは、ちがう感じですが、おしゃれな雰囲気はおなじだなと思いました。
　寒い季節にぴったりのお話ですね。

おとぎ話みたいな印象を受けました。
ホントにふしぎな毛糸の話です。
この絵本の絵は、最近日本で話題の「ジョン・クラッセン」さんです。
表紙絵のタイトルの活字はずべて毛糸で編んだっぽく描かれていて、
しかも全ての糸がつながってる感じが面白いです。

ストーリーは大人が読むと深読みしてしまうせいか「難しく」感じました。
子どもたちが手にした方が、もっとすんなりいろいろ感じられるかもしれません。

今まで日本で翻訳されている作品ではなかなかお目にかかれない人間が描かれているので、クラッセン・ファンの方は読んでおいて損はないと思います。

冬に毛糸というアイテムがぴったりです。
原題は『EXTRA YARN』。
このニュアンスも味わいたいです。
白と黒の冬景色の中、アナベルは箱に入った毛糸を見つけるのです。
早速セーターを編みますが、毛糸はまだ残っているのです。
この不思議な毛糸は編んでも編んでも無くならない、ということで、
壮大な編み物が始まります。
両親、お友だち、ご近所さんはもちろんのこと、
動物たち、そして建物やトラックだって編み物でデコレーション！
ところが、終盤、噂を聞きつけたおしゃれな王子が、
この毛糸を譲ってくれないと知ると大憤慨、暴挙に出ます。
でも大丈夫。
箱はちゃあんとわかっているのですね。
独特な絵の世界ですが、毛糸の素材感がよくわかって、素敵でした。
編み物の幸せ感が伝わってきました。
アナベルの、一見物静かだけど、自分の世界がある少女像も魅力的です。

編み物　母がセーターを編んでくれました
編み物はひと針ひと針編んで　心がこもっていますね

アナベルは　毛糸の入った小さな箱を拾います
この箱はまほうの箱なのですね
編んでも　編んでも無くならない　毛糸　みんなのセーターを編んであげるのです
なんだか　幸せのセーターですね
町中が　アナベルの編み物で暖かいのです
ここに王子が　この箱をお金で買おうとするのですが・・・
アナベルはお金では買えない大切なまほうの箱だったのですね
「うりません」
　王子は　悪い心で、けらいに
盗ませるのです

箱のなかの魔法が解けてしまうのです　

王子が、怒って海に流した箱は　アナベルの元に戻るのです

運命！　　　アナベルは幸せ者ですね

編み物は　不思議な糸と糸のつながりで　違うものを生み出すのですね

暖かくなる絵本ですよ
　

この絵は　「どこいったん」の作者ですね　動物のくまやうさぎ思い出しました
なかなか　おもしろくて　良い絵本ですよ

あれ？どこかで見たような絵・・・
誰でしたっけ・・・

と、初めは、白と濃淡のこげ茶色の世界
拾った箱の中の毛糸を編んで
そのセーターのグラデーションがかった色や
ざっくりした編み物っぽい感じが
とても素敵です
でも、周りの人達は、どうも受け入れてくれない感じ
それは、羨ましいからなんでしょう

学校のノーマン先生は
マフラーもシックにきまって
素敵じゃないですか

皆個性的に描かれているのが素敵です
薄着の方には、それに見合ったものを編んであげるのが
素晴らしい！！

あっ！！
「どこいったん」のくまとうさぎだ！！
思い出しました、この絵の方！！

そして、世界中に広まり・・・
欲深い方がいらっしゃるけど
アナベルは、売りません

王子様のくせにひどいんですよ
呪いまでかけるなんて・・・

でも、大丈夫！
アナベルの純粋な心が素敵です