「シンデレラ」 大人が読んだ みんなの声

シンデレラのような有名なお話は、たくさん絵本も出ていますが、どうせ読むなら挿絵が気に入ったものを選びたい。
安野光雅さんの挿絵は、とても繊細ながらも、少し変わったところもあって、ついつい見てしまいます。
よく知っているお話でも、挿絵が違うと、また味わいも違ってきて、また安野光雅さんの挿絵の絵本を読みたくなりました。

とても有名な、誰もが一度は読んだことのありそうなお話、「シンデレラ」。
主人公のシンデレラは継母と義理の姉妹にいじめられて、毎日朝から晩まで働いています。
そんなシンデレラがダンスパーティに出席出来て、そして王子様と結婚できたのは、魔女のおかげです。

魔女は、なぜ幸せにする相手をシンデレラにしたのでしょう？

それは、普段の彼女の様子をこっそりと見ていたから。
魔女は、柱の中や煙突の上や窓の外、そして服に化けたりして見ていたのです。
最後のページにも登場して、シンデレラの幸せを祝福しています。

日頃の行いって、大事ですね。
だって、この魔女のように、普段の自分を見ている人がいるかもしれないですから！

絵本も沢山でているので、読み比べるのはおもしろいです。お話はあっさり、すっきりした感じで短めです。そして、やはり絵がきれいです。1974年にかいたものの復刊だそうですが、すごく新鮮。特に、シンデレラのドレスが、魔法がかかる前のスカーフの色味が残っていて、印象に残りました。

シンデレラは、子供の時から大好きなお話です。
よい魔法使いの作り出す素晴らしいマジックが、子供心を魅了しました。
いつも仲良しだったねずみややもりたちが、活躍するのもうれしいです。
何もかも、消え失せたのに、ガラスの靴だけは本物だったのは
子供心にはてなマークでしたが、、。
このシンデレラの絵本はとてもきれいです。
が、二人のお姉さんが、かなり太めに描かれているのは面白かったです。