いずみがもりでパン屋を営むカラスの一家の、長男の話。
両親が3日ほど留守にしている間、長男のアイデアでお菓子も販売することに。お菓子作り大好きなお客さんも手伝うことになり、お店はますます繁盛していく。
ちょっとした冒険心から、どんどん良い流れにのって、あれよあれよという間に幸せになってしまうおいしい話。
ずいぶん儲かっている人が書いた本のなかにも、同様のことが実例として書かれていた。
・お店が忙しいと、お客さんの中に手伝ってくれる人が表れる。
→そんな人を雇って一緒に働いてもらう
・お客さんの要望を実現させていって、成功した
他にも、商売がうまくいくために必要なことがいろいろと、この絵本の中には描かれている気がする。元気で気持ちよく対応するとか、お店をきれいにしておくとか、従業員同士が仲がよいとか…
実際にお店で働いたことがあると、なかなかここに描かれているようにはうまくいかない。だが、この本のように素敵になるように頑張って、人生の最後まで楽しく仕事をして過ごせれば最高だと思った。
カラスのパン屋さんも、事業を拡げたり、いろいろあるのだから、今ごろオンラインショップも展開しているかもしれない。孫の世代のカラスたちはどういう風に商売をしているだろうか?