実は、この「3人のおばさんシリーズ」を読んで、はじめて、ベスコフの絵本の素晴らしさを認識した私です。
それまでは、森生き物(妖精)の話やこびとの話が多かったベスコフの邦訳ですが、わりと最近になって邦訳されたこの「3人のおばさんシリーズ」は、私は密かにベスコフの真骨頂ではないかと思っています。
前回、先に「あおおじさんのあたらしいボート」を読んでしまって、
登場人物たちの事実関係が今いち分らなかったのですが、
第1話の本書で、やっとつかみました。(これでスッキリです)
ペッテルとロッタは、こうやって3人のおばさんたちの所にやってきたのですね。
おばさんたちやあおおじさんとの関係も分かりましたが、3人のおばさんは気の合うホームシェア仲間なのか、実の姉妹なのかまでは描かれていません。だんだん分かってくるのかな〜(ワクワクです)。
1ページ1ページの絵がとても丁寧で、美しく描かれているので、字が読めないお子さんでも、絵で物語を描けるんじゃないかと思います。
出来たら小さなお子さんには読んであげたいですが…。
他の作品に比べると大人がたくさん出てくるので、あまり小さいお子さんだと、共感できる部分が少ないかもしれません。
幼稚園の年長さんから小学校くらいまでのお子さんにお薦めします。